昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

老妻の入院

2004-11-10 22:10:58 | 日々の雑記
  老妻が一寸した外科手術で入院してから、今日で丁度一週間になる。手術そのものは至って簡単(医師の言葉)なものだそうで、入院も七日から十日ほどで済むとの事だった。
 そして術後の経過も良くて、今日の診察で今週の土曜日に無事退院と言う事になった。
 
 目出度し・・・めでたし!と云うことである。
 何はともあれ今夜を入れて後三晩の我慢である。老妻の留守中私の食事は、近くに住む長女が用意して呉れるから、何の心配も無くまことに気楽である。但し朝食だけは自分で作ることにしている。

 作ると云ってもそんな大袈裟な事でなくて、市販のヨーグルト(約200g)にバナナ半分とキウイ一個を混ぜるだけである。これを朝刊を広げながら、併せてテレビのニュースも拾い見しながら、たっぷりと時間を掛けて食べる。毎日欠かさない牛乳(200mm)は、私の場合昼食時に飲んでいる。これも訳あっての事でなくて、何時の間にか付いた習慣である。

 老妻の居ない間は好きな事が、思いっきり出来そうなものだが、さに非ずでいざ独りになると好きなパソコンにも余り身が入らず、午前と午後に老妻を見舞うから時間が取れず、此のブログの方も休み勝ちとなる。

 さてこの文章の先に「後三晩の我慢」とあるが、これは私には相当に辛い三晩なのである。なぜかと云うと自分ではそんなに臆病者とは思って居ないのだが、とにかく夜の暗さが怖いのだ。だから独りで過ごす夜の寝室は電灯を煌々と点けて寝る事にしている。何が怖いと聞かれても泥棒なんかの人間で無いから、実のところ答えようが無い。
はっきりと実体の無いもの、いわゆる魑魅魍魎の類いなのである。

 いい年齢(72)をしながら恥ずかしい限りだが、怖いものは・・・怖いのである。

 昔現役時代出張した折、ホテルでテレビを一晩中点けっ放しで寝た事もあった。
 
 後三晩の我慢!寝酒は駄目だし・・・電気を点けて落語でも聴きながら、一気に寝入って仕舞おうか・・・!