昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

ある判決に思う・・・

2004-11-05 22:02:30 | 日々の雑記
今日東京地裁でかっての名うての政治家、元自民党衆議院議員鈴木宗男の受託収賄などの罪状に対する判決が出た。

 斡旋収賄・受託収賄・虚偽記載・偽証の各罪状に対し、懲役二年と追徴金1100万円の実刑判決が出された訳だ。それが重いのか又は軽いのか人それぞれに考えも在るのだろうが、私は意外に軽い判決だったと思う。この政治屋と同じ釧路市民としては彼の罪状が明るみに出た時は、地域選挙民としてとても恥ずかしく釧路市からの転居を真剣に考えたほどである。

 現在国内の到る所に名だたる政治屋の名前の付いた施設、いわゆる通称○○道路なるものが如何に多い事か・・・それは枚挙に暇が無いほどで、現に「宗男ハウス」なる一政治家の個人的な名称を嬉々として受け入れて居るような事は、例えそれが通称であろうとも国会議員の立場から到底許されるものではない。これこそ恥ずべき本質なのである。

 国会議員は国家全体の為に持てる能力を傾注すべきであって、一市町村の利益惹いては己自身利益のみに奔走するとは持っての他と云うべきものである。

 思うに一部の政治家の現象かも知れないのだが、一億円も貰って居ながら「全然記憶にございません」などと嘯く輩の気が知れない。私なら死んでも忘れられないだろう。

 もはや政治家も選挙民も恥を恥と思わない、全く恥知らずの人間・・・不感症人間に成り下がって仕舞ったのだろうか・・・嗚呼・・・!