昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

名の知らぬ花なれど 亡妻が

2013-06-01 16:46:03 | 日々の雑記
           名の知らぬ 花なれど妻が 愛でし花
            妻亡き後も 咲き続けおり

 この花の名前を知らないのは私だけのことで、亡妻は知っており私にも教えて呉れたのですが、もともと無頓着な私ですから覚えておりません。
 亡妻は無類の花好きで、庭の花はもちろんのこと、部屋の中でも花は欠かしたことは無く、たとえ寒中であろうとも花や観葉植物などがありました。
 
 亡妻が買い求めた花々の名前は、買う時は私も一緒でしたから、当然その時に聞いている筈です。
 しかし先に述べたように花には無頓着な私ですから、何一つ記憶に留めておりません。
 ただただ名前も判らないままに、亡妻が生前していたように水やり等引き続き世話をしておりますが、時には水やりの回数が多すぎて受け皿から溢れさせる失敗もありました。

 さてこの名の知らぬ・・・否!忘れた花のことですが、それが幹なのか枝なのか不明なのが四本在って、その全体の高さは40~60センチほどです。
 そして各枝に、1センチほどの大きさの可愛いらしいピンクの花を4個咲かせますが、その全体が鋭い棘に覆われているのです。
 うっかり触ろうものなら、かなりの痛みに悲鳴を上げるほどです。そしてまた怪我を負いかねないほど鋭い棘なのです。

 しかし花はとても可愛いですよ。四本の枝の花々はそれぞれ一週間ほどで散りますが、また一週間も経たない内に咲くのです。
 ですから4ツ咲き揃う事も、また唯の一つだけのこともあります。この繰り返しで次から次へと年中花を咲かせ続けるのです。
 妻が生前こよなく愛でていたのも良く判ります。



 


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