昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

海開きに想う

2004-06-26 22:10:21 | じゃこしか爺さんの想い出話
今日の夕刊に小樽ドリームビーチの海開きの模様が出ていた。まだ七月前だと云うのに早々と海水浴の話である。今私が住んでいる所は道東でも代表的な港町で、海は直ぐ目の前に在りながら海水浴の出来るような環境ではない。これは恐らく海流の所為であって、真夏でも毛糸のセーターが必要な地域なのである。

 浜辺では遊ぶ子ども等の写真を見て、我が身の子ども時代を思い出していた。私が子ども時代を過ごした土地は、今はサハリンと呼ばれている元南樺太の国境(北緯50度)に近い西海岸の小さな港町である。
そんな北国で海水浴が出来たのはやはり海流によるものと思われる。しかし海水浴には絶対に焚き火が必要でそれは欠かせない存在であった。大きな事を言えば私は「間宮海峡」で海水浴を愉しんでいた事になる。

 この頃の私達の海水浴は水着などと言う洒落た物を持っている者は無く、みんな生まれたままのスッポンポンの丸裸である。それは男の子も女の子も全て一緒で、海の中でも焚き火の周りの砂浜でも入り混じって転げ回る。時には焚き火で焼いている獲物(貝類・えび・蟹など)の取り合いで、男女の区別無く取っ組み合いをすることもある。しかしこうした遊びにも限界が有って、大抵恥毛が生え始めて来ると自然と仲間から抜けて行く。

 余談だが・・この時期を境にやがて男の子のモノは凶暴性を孕んだ凶器として、また女の子のモノは隠微性富んだ隠し所として変貌を遂げて行く事になる。その予兆に慄き只ひたすらに恥ずかしさを覚え、お互いの性を意識し始める様になる。

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4 コメント

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はじめまして (hi/low)
2004-06-27 01:10:02
東京に住むhi/lowという者です、こんにちは。

街中に暮らし、そこからなかなか外に出る機会が無いという理由から、インターネットを介して遠くの方のブログを拝見させて頂いています。

昭和三十年代生まれの私としては、何よりもmou6ji3さんのご年齢で、ブログという新しいものに挑戦されている事に少なからず驚いています。

実際、多くの若い人たちの記事より遥かに文章が読み易いですし、前日のお話と合わせて少しエッチな(失礼!)ところが素晴らしいと思います。



初めて伺ったのにもかかわらず長々と書いてしまいました。

時々寄らせて頂きたく思っていますので、どうか宜しくお願いします。
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有難う! (じゃこしか)
2004-06-27 14:39:59
 初めまして!



 この度のコメント大変嬉しく感謝しております。パソコン歴もまだ浅く、娘の手解きで只無我夢中です。



 今後とも色々とご指導下さい。宜しく!
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ははは (南無)
2004-06-27 16:35:12
「思春期」ていうか、

なにか青春小説のワン・シーンの様な錯覚にとらわれました。



>>実際、多くの若い人たちの記事より遥かに文章が読み易いです・・。



私はいつもそう思ってますよ。

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恐れ入ります! (じゃこしか)
2004-06-27 16:56:36
 度々のコメント本当に有難うございます。



 南無さん、にそう言って戴ければこんな嬉しい事は有りません。また励みにもなります。



 どうぞ宜しくお願いいたします。
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