昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

頑張る野の花

2006-10-24 20:57:40 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
  昨日は二十四節季の「降霜」だったとか・・・しかし当地域の初霜ばかりか初氷さえも、もう一週間も前にあったそうですが、とかく宵っ張りの朝寝坊の老夫婦には全く気付きませんでした。

 ところが今朝の寒さはことのほかで後で知ったのですが、昨日続いて今月三度目の氷点下となり、しかも今朝はマイナス2度を記録したそうです。ところが市内の内陸部の温泉地阿寒湖畔(昨年秋に合併)では、早くも氷点下6度を記録したとのことで、今更ながら冬将軍の足音を身近に感じた。

 さて日課のウォーキングのことですが、雨でさえなければ晴とか曇り、またその距離の長短には関係なく、とにかく毎日続けることにしております。
 ここところ連日続いたせいで痛み始めて来た膝を庇って、今日は休んで洗濯と気になっている家の周りの掃除をしていると言う老妻を残して、取あえず独りで一番身近な自転車道路に出掛けた。
 道路の様子は一変していた。先日はまだまだ街路樹の葉は変色しながらも一杯だったのに、昨夜の放射冷却現象での急激な気温低下の所為なのだろう、たったの一晩で木々はまるで裸木同然、その葉は悉く落葉となって道路上に散っていた。日中の気温は昨日と余り違いは無い筈なのに、今日ばかりは阿寒おろしが身に沁みて感じた。

 しかしそうした現象の中にあって、雄雄しくも健気に生きている野草たちを目にした。これまでは余り目だ立つ事も無く、ただただ見過ごされていた花たちだったが、今日ばかりは一際目立っていた。
 日頃は寄る年波からの気弱さからか、年金額とか灯油価格とか医療費税金ととかく愚痴っぽくなって居ただけに、やや大袈裟ながらこれらの良く名前の知らない野の花に,強く生きることの大切さと勇気を貰って帰宅した。

樹木は一変して裸木同然・・・葉が路上に散っていた

これは確か「ノコギリソウ」の筈なのだが・・・

ノコギリソウと良く似ているが、野生の「ニンジン」の種類?

季節外れの「タンポポ」も頑張る

お馴染みの「ムラサキツメクサ」も健在!

匂いを嗅げば「ミカン」の香り、子どもの頃が懐かしい・・・名前不明