昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

市の運動公園(弐) 今年の紅葉

2006-10-22 18:18:06 | じゃこしか爺さんの見て歩る記
 約半年ぶりに市の運動公園を訪れて、マガモたちをカメラに収めてから遊歩道を歩いた。

 ウィークデーのせいなのか、穏やかな晩秋の日和にしては寂し過ぎるほどに人影は少なかった。遠く離れた外周コースをジョギングする人影と、各種の運動施設を縫うようにして伸びている遊歩道沿いの木陰から、幾組かの老人カップルが時折り姿を見せるだけだった。

 それのしても今年の街路樹の紅葉はどうもおかしい、昨年はもっともっと綺麗に紅葉していた筈だ。昨年の色付き具合を思い出しながらざぁっと辺りを見回したが、やはりどれもこれも彩りはサッパリでイマイチだった。

 先日車の中で聴いたラジオを思い出していた。番組名は定かでないが、男女のアナウンサー会話だった。その中で俳句の季語に付いてで、「山笑う(春)・山滴る(夏)・山装う(秋)・山眠る(冬)」の4つの言葉だった。
 これらの表現については、余り俳句に縁の無い私にも理解し納得でき、とりわけ「山装う」には共感できた。
 確かに錦秋と表現する言葉は秋を代表するに相応しいものであり、更にまた昔小学校で習った唱歌「紅葉」の中でも、秋の日に映える木々の紅葉を着物模様の「綾錦」に譬えている。

 しかし何故か今年の紅葉はおかしい、活動範囲が狭い所為かもしれないが、今のところ「山装う」の錦秋も「綾錦の裾模様」などの紅葉は目にしていない。 これはやはり先日の猛烈低気圧の塩害によるのか、或いは今夏の異常な暑さが原因なのか・・・と不審に思いながらも目に付いたものを写真に収めて来た。

何の木かは判らないが・・・

ドッジ・ボール場の境界の木々

例年より少ないながら赤い実を付けたナナカマド

紅葉がイマイチの街路樹のナナカマド

紅葉が少ない中で目にした真っ赤な「エゾノコリンゴ」の実