昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

雨上がりの湿原

2006-06-02 20:58:52 | 日々の雑記
 三日ほど続いた雨は漸く止んで、今朝は早くから青空も姿を見せていた。しかし風の方は相変らずで、時折り強風が煽るよう勢いで吹いていた。
 そんな中でのウォーキングは若干無理と思われたが、久しぶりの青空を見せられては、家の中でじっとして居られなくなり、急遽車を出して湿原道路に向かった。

 初めは強風が心配だったが、湿原に来て見るとその風による肌寒さはさほど気にならず、むしろ予想以上に暖かかった。それに季節の移ろえは確実で、先日見たニリンソウやエゾエンゴサクの数が増え、更に小鳥たちの数も確実に増えていた。
 昨年の春先から今頃にかけて、湿原の野面を飛び交う小鳥たちの姿の少なさに、多いに心配させられてものだが、今年はまさに一変して天空と地上を往き来するヒバリも、枯れ葦の中に営巣するシジュウガラやコヨシキリたちが餌漁りに余念が無かった。それらの小鳥たちの殆どは人の気配を察して直ぐに飛び立つが、やや大きめの此の鳥だけは、カメラを向けても知らぬ顔だった。しかし名前は色々調べたが分からなかった。小鳥たちが多かった分、大空を旋廻する鳶などの大型の猛禽類の数も増えていた。

 雨上がりの湿原は絶好とは云い無かったにしろ、それなりに程々のウォーキング日和であった事は確かで、ほぼ満足して切り上げ家に戻った。   

雌阿寒岳の残雪は粗方消えて僅かに筋状に残る程度だった。

雨上がりを喜ぶように小鳥たちが野面を飛び交っていた。

小鳥たちの数が増えた分だけ「トビやノスリ」の猛禽類も多かった。

何時も見慣れた市内の「日本製紙釧路工場」の煙突が・・・