昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

可愛い侵入者(invader)

2006-06-15 17:43:21 | 日々の雑記
 タイトルがやや大仰に過ぎましたが、タネを明かせば何のことは無くその侵入者とは、隣家の庭から蔓延って来た可愛いい草花のことです。
 同じ草花でも、根が頑丈で強かなタンポポに較べると、それはむしろ心から歓迎すべきものでした。
 もともと隣家の庭とは板塀一つで分けられて居るだけだったから、以前はともかく近頃ではそれらの木々が大きくなって、今ではお互いの家の庭に枝が張り出す始末なのですが、そこは物が花だけにお互いにいざこざを起こす事も無く、その季節ごとの花々を共に愛で楽しんで来た。

 この度も三日ほどの旅行とその疲れや、小雨霧雨が続いて庭に出る折がなかったので、まるで気が付かなかった。家の庭は決してそれほど広くも無く、まさに猫の額ほどに等しいのだが、手入れが行き渡らないだけに、小さな草花などの存在に気が突かないことが多々あります。

 今朝も近居の黒猫が素早く通り抜けて行った、古びた板塀の隅に目をやりながら目にしたのが、上の写真の花の色だった。外に出て塀越しに隣の庭を見ると、その花は隣家の庭の片隅に咲き誇っていた。しかしその名前は皆目見当が付かなかった。隣家の人に訊ねてみたが、何時の間にか咲き拡がった花なので、その名前までは全く知らないと云うことでした。
 それでパソコンを駆使して色々と探し回った結果、どうやら和名の「ヒメツルニチソウ」「ムラサキケマン」では無いだろうか・・・となった次第です。

和名ヒメツルニチソウ・見るからに可憐な姿だが、血止薬として利用される

同上

ムラサキケマン