畑のつぶやき

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育苗

2010-09-14 05:44:09 | 農作業
9月13日(月) 

まだ、秋は来ないようだ。朝から、真夏の太陽だ。しかし、季節は、待ってくれない。どんなに暑くとも、雨が、全く降らなくとも、一日の時は同じに過ぎて行く。
9月も10日を過ぎると、いろいろの野菜の種まきの時期だ。しかし、このカラカラの畑土では、なにもできない。ポットや、トレイで、育苗するものは、連れ合いが、順次、播種して育てている。これらも、この暑さで、どうなるか。
畑で育苗するものもある。タマネギなどだ。野菜の直播とは違い、苗床だから、面積は少なく済む。水かけなども、少なく、短時間で済むし、資材等も、限られる。
準備をして、タマネギの苗床播種をする。
太陽熱処理をしておいた、苗床。一か月に40㎜の雨が一回だけだから、砂地がかった土はカラカラだ。板で、細い植え溝を作り、種を落としてゆく。小さな上、角ばった角のある種だ。まん丸でも、蒔きにくいのに、それ以上に手間取る。細かな作業で、苦手だから、なおさらだ。密蒔きになっても、きちんと間引きをすればよいのだが、それが、こまめにできないから、極力、適度な密度に蒔こうと思うので、時間がかかる。
覆土は、畑土を使わず、焼土を使う。せっかく太陽熱処理をした床に、草の種を復活させないように。そして、灌水。一気に、大量の水を撒くと、流れてしまうので、何往復もして、たっぷりと水を吸わせる。その一角だけ、生き返ったような苗床に、籾殻を撒いて、被覆する。そして、太陽シートの被覆。
太陽シートは、イネの育苗に使ったもので、アルミを蒸着した、銀色の反射シート。太陽光を、反射するので、被覆下は高温にならないというもの。そして、ポリフィルムだから、水分を蒸発させない。発芽まで、5日~10日。この状態で、経過させようということ。タマネギの苗床には、何度か使っている。失敗はなかったが、今年の、この異常な暑さの下では、どうだろう。と、思いつつも、明日、明後日から、は、秋の高気圧にバトンタッチをして、暑さも和らぐという。その予報を信じて。
ついでに、と云う訳だけではないが、ニンジンも一畝だけ、太陽シートを使ってみる。
雨の翌日の9日に播種したので、3畝になっている。その畝の一畝だけに、水を撒き、太陽シートを被覆する。
水かけは、8日の雨以降はやっていない。3畝に水掛けするとなると、それだけで、半日仕事。とても続けられない。なんとか、一畝だけでも、収穫できればと、太陽シートに賭けてみる。

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