畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

大寒

2017-01-20 16:50:07 | 農作業

1月20日(金)  いちじ 

弱い雨だが一日降り続く。上がったかなと思っても、時々雨粒を感じる。そしてまた、傘を差そうかなぐらいになったり。

午前中、こんな天気の中、木更津まで、車を走らせる。ニワトリの雛が送られてきて、運送会社の営業所止めになる。雛の運送をやってくれる唯一の運送会社で、戸別配達はせず、この近辺では、木更津にしか営業所はない。荷物は、深夜走行で、朝には営業所には届いている。

そんなわけで、雨の朝、房総半島の横断だ。内房と外房の間の山は、海抜こそ低いが、入り組んだ山々で、こんな天気の時は、雪が心配される。ワイパーは、間欠ほどで済むほどの雨量だが、案の定、山に入るにつれ、霙になり、中間ほどで、フロントガラスにもはっきりするほどの雪になる。ところによっては、赤茶けた田畑の一部が、うっすらと白くなるほどのところもあった。

始めてゆくところで、最後ちょっと道を間違えたりもしたが、無事到着。ピヨピヨと小さく鳴き声のする、ひよこ運搬段ボール箱を受け取り、復路に向かう。帰りは、さすがに雪ではなく、弱い雨だが、ワイパーもいらないほどの中を走る。

我が家では、空いた鶏舎に用意した育苗箱が電熱温床と、電気こたつで暖かくして、待っていた。小さな一日齢のヒヨコは手のひらに握れるほど。数を数えながら、一羽づつ、温かい寝室に移してやる。15羽一緒に注文している、Koさんに連絡。すぐ引き取りに来て、渡して、午前中の作業は終わり。

ところで、大寒タマゴというのがあるそうだ。この時期、最も寒い時期で、ニワトリも卵の生みが悪くなり、卵が少なくなる。だから、栄養が、ぎゅーっと凝縮されるそうだ。で、大寒の卵は金運や幸運を呼ぶのだそうだ。

だとしたら、昨日生まれた子の雛たち、大寒にやってきて、我が家に幸運を呼んでくれるのだろうか。