Kさんたちとの鍋を囲んでの宴会の時。
ジュンペイがかっていた犬も、この夏に死んだということで、犬や猫を話題に話が弾む。いわゆるペットロスの話題も出たりした。そんな時に、
「猫が死んだことで、こんなに悲しく、ぐちゃぐちゃになるとは、思いもしなかった」と、ソラの死んだときの自分を見ることもできるようになっていた。
この暮から正月にかけて、娘は帰省できない、との連絡があった。捨て猫を拾って、飼ってしまったので、家を空けれないとのことだった。しかも三匹も。ネットで、何匹かをの貰い手を探しているが、見つからないとのことだった。
それじゃあ、そのうちの一匹を、我が家で引き取ろうかとの話になり、宴会のさなか、電話をする。どんなネコ科、写真を携帯に送ってもらい、みんなで、値踏みをしたり。
なんとなく、ソラの面影があるような顔だねとか、ひとしきりおりあがった。
そして、そう決まった。