畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

ホスピス

2009-02-13 21:19:05 | 暮らし
2月13日(金) 

朝からどんよりとした曇り空。いまにも降りそうな、と云いたいほどだったが、降ることはなかった。気温は高くなるとの予報。が、南風だが、強く、暖かくは感じなかった。
もみ殻置き場に、トタンを張る下地作り、トタン張り。

この何年かの間に、連れ合いの兄、妹の連れ合い、親しくしていた友人、知人との別れがあった。そのほとんどが、癌に起因するものだった。癌は、よほどの悪性のもの以外は、早期に発見して、手術等の処置が良ければ、その後は、ごく普通に生活できるようだ。連れ合いの乳癌も、手術後、もう十年以上、再発、転移することなく過ぎている。十年経過すれば、もう大丈夫と、言われているそうだ。
しかし、手術など、手の施しようがないほど、発見が遅れた場合。手術で、摘出できた場合でも、すでに、かなり進んでいて、臓器の全部を摘出するほどの、進行だった場合。こんな場合は、癌は、かなりの確率で、転移するようだ。そして、癌による、別れは、ほとんどが、この転移した癌に、侵されたことによる、死だった。
こうした場合、完治できない旨、そして、余命の告知がなされるが、本人にもなのか、家族だけなのかは、個々により異なる。いままで、知る限りでは、半々くらいの様だ。
現在の、癌治療の場合、本人にも告知し、ともに治療する方針が、一般的になっていると思う。しかし、完治不可能、余命の場合は?
それぞれの、生き方とか、性格とかにより、一概には言えないと思う。が、やはり、自分のことは、知りたいと思うし、余命を知ることにより、自分なりに、余生を送れると思う。今、そうした生き方を、選ぶ人が増えている。そんな時、肉体的、あるいは、精神的痛みを和らげる、そんな医療が必要だ。在宅にしろ、在院にしろ、終末期のケア(対象を治療するのでない)。今後、確実に必要になっていくだろう。それを、提供してくれる場としての、ホスピス。