今年もキエビネの群落を訪ねました。深い森の入口で例年出迎えてくれる大群落が今年は僅か2本だけしか咲いていなかったことやそれに続いて登山道沿いを飾ってくれる個体の数が極端に少なかったことにショックを受けました。裏年なのか、獣害のよるものなのか、その他の何かの原因があるのかよく分かりません。それでも森の奥の群生地には本数は例年比少なかったもののそれなりに咲いていてくれました。〔5月11日(土)〕
↓ 森の奥の杉林の群生地で陽光をスポットライトのように受けて輝くキエビネの群落。
↓ 静謐な深い森の中で厳かに咲くキエビネの群落です。
↓ この咲き様から厳しい環境の中で美しく花開いたことが憶測出来ます。
↓ 暗い林床ですが、次から次にこうした輝くようなキエビネの群落が現れてきます。
↓ 開花して間のないまだ咢が緑色の個体のようです。
↓ 真上から木漏れ日をまともに受けて輝いていました!
↓ 梢から洩れてくる陽光は雲の動きや梢の揺らぎに伴って移動しますが、今この隊列がその光の中に入ったようです!
↓ タカネエビネにも出会えました。ジエビネとキネビネが交雑して出来た貴重な花です。
↓ タカネエビネをアップで捉えました。ジエビネとキエビネの要素が入り混じった微妙な色合いです。
↓ 日当たりや日陰、杉林の林床のあちこちにキエビネの群落が展開しています。
↓ 陽光のスポットを浴びた群落が林床に広がっています。
↓ ほぼ満開の美しい花でした。