帝釈峡にもスハマソウが咲いているとの情報に、岡山遠征の帰路に帝釈峡に立ち寄りました。一週間前に上帝釈から素麺滝まで歩き沿道にスハマソウなどがないかと注視しましたが何らの片鱗も発見出来ませんでした。出会えたのはケスハマソウ(キンポウゲ科ミスミソウ属)。険しい渓谷の崖に張り付くように群落を形成していました。〔3月20日(水)〕
↓ 崖に張り付くようにして咲いていた帝釈峡のケスハマソウです。殆どが白花でした。
↓ 帝釈峡のスハマソウは「ケスハマソウ(毛州浜草)」で、葉の両面や茎に毛があるのがスハマソウとの相違点です。この日は特に葉の裏面の毛が濃いように感じました。
↓ 白色の花が多い中に淡紅色をした群落がありました。花弁のように見えるのは咢とのことです。日本海側のスハマソウは色とりどりと言われますが、ここは太平洋側の種類なのでしょうか!?
↓ 何輪かが固まって咲くケスハマソウの姿は可憐です!
↓ 高く険しい崖の上に咲く姿は、如何にも帝釈峡らしい景観です。
↓ 崖の中途に咲く姿を望遠レンズで撮ってみました。
↓ 昨年7月の豪雨による洪水で洗われた帝釈峡の遊歩道に砂礫が入れられて再整備がなされたようです!
↓ 春先の帝釈峡は水量も多く、流れは岸の石灰岩の壁を少しずつ溶かし続けています。
↓ 高い石灰岩の壁を見上げるのも帝釈峡を歩く時の楽しみの一つです。