川本町のイズモコバイモ自生地を見た後、大江高山に向かいました。島根県大田市大代町に聳える大江高山火山群の最高峰です。山上でミスミソウ、イズモコバイモ、ギフチョウを見ることが出来ればと願ってのことでした。麓に着いたのは正午を大きく過ぎていましたが、山田側登山道入口に車を置いてから暫く県道を東に歩き飯谷側登山口から入山して縦走・周回登山を敢行して山田登山口に戻って来ることとしました。登山ガイドブックに「転倒必至の急斜面」と記された超急坂の登山道に翻弄されての所要時間5時間の苦行を何とか消化して、午後5時半に下山することが出来ました。〔3月25日(月)〕
↓ 県道に面した山田側登山道への入口です。右奥のピークが大江高山です。
↓ 山田から県道を約20分歩くと飯谷(いいだに)登山道入口がありました。ここから山間へと入って行きました。
↓ 登山口の山辺八代姫命神社(やまべやしろひめのみことじんじゃ)です。
↓ 神社境内にイズモコバイモ(ユリ科バイモ属)が自生していました。
↓ 神社の裏手が「大江高山飯谷登山口」です。
↓ 登山口を過ぎてすぐのところに咲いていたミツマタ(ジンチョウゲ科ミツマタ属)の花!
↓ 登り始めて早々に尋常ではない急坂が続きました。
↓ 登山口から20分程急坂を登って行くと「大砲岩]への分岐に出ました。岩まで行きかけましたが、落葉が堆く積もった急斜面は滑落の懸念があったのですぐに引き返してきました。
↓ 大砲岩への分岐で遅いランチタイムを取ってから、一層険しさを増す急坂を山頂へと登り行きました。
↓ 急坂の途中でしたが、素晴らしいナラ(?)の林を抜けて行きました。
↓ 麓の神社から2時間もかかって大江高山の山頂(808.0m)に到着しました。急坂の悪路との闘い、一時道を失っての藪漕ぎ、体調不良の三重苦の道でした。
↓ 山頂から大江高山火山群の峰々が日本海をバックにして見えました。この日は曇天と靄で眺望は優れませんでした。
↓ 東方向には三瓶山の大きなシルエットが見えました。
↓ 山頂を後にして稜線を辿って山田登山口に向け下山の途に就きました。
↓ 春の稜線部にはミスミソウ、イズモコバイモ、スミレ、イカリソウ、カタバミなどの花々が咲き乱れ、ギフチョウが飛ぶのですが、この日はほぼ一切のそうした動植物の姿を確認することが出来ませんした。ちょっと早すぎた訪問であったようです!
↓ 稜線部から望んだ石見の海です!
↓ 下山道も長い急坂続きでした。遠く石見冠山が望めました。
↓ 登山口近くまで下ってきてやっとスミレが登場しました。
↓ カタバミも登山口近くでは咲いていました!
↓ 山田登山口に到着です!ここから車を置いた登山道入口まではまだ20分程かかりました。