修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

ミノコバイモ初見(岡山県吉備中央町)

2019-03-23 06:43:02 | 散歩道

  天空の備中松山城を見た後、この日本来の目的の山野草を探しに吉備中央町へと車を走らせました。とは言えこの辺りの地理には疎いので、案内役の友人の車の後を追っ掛けるだけのことしか出来ませんでした。この日最初に探した山野草はミノコバイモでした。東海地方に多いコバイモの一種ですが、兵庫県や岡山県にも分布し、岡山県がその自生地の西限とのことです。〔3月20日(水)〕

↓ 大きな釣鐘形の花を付けたミノコバイモ(美濃小貝母、ユリ科バイモ属)に出会えました。初見の花でした!

 ↓ 花被片には紫褐色の編目状の斑紋があり、基部寄りの外部突起が角張っているのもこの花の特徴です!

 ↓ コバイモの種類判別の重要なポイントとなるのが葯の色です。ミノコバイモの葯は「白色」です!

↓ 今季既に見たホソバナコバイモやアワコバイモに比べて花の大きさ(広がり)が際立ちます!三つの広い花が揃い踏みしていました!

 ↓ 当初この花は「コバイモ」と呼ばれていたと言われています。混乱があったため、この花は本種を含むコバイモ7種の総称として使用されることとなり、別名として取り扱われていた「ミノコバイモ」を本種の名前としたそうです。茎の先に3枚の輪生する葉と対生する葉があるのはコバイモ7種に共通するポイントです。
 

↓ 花が開く前の蕾のミノコバイモです!開いて行くところを見てみたい気もします!

 ↓ 花被片の内側がよく見えました。内側には暗紫色の網目状の斑紋があり、花被片内側の中程より基部側に、基部側から3分の1 - 5分の2の位置から先端に向かう腺体があります。

↓ ミノコバイモの咲く丘の上から眼下の里を眺望しました。
 


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