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修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

高瀬堰から八木へ~太田川散策

2017-12-21 13:45:09 | 散歩道

 色彩の少ない季節です。いつもの散策コースに飽きてきても、こころ動かされるようなほかの散策路を見付けるのはなかなかに難しいと感じます。そんな時、つい太田川の河畔に足を向けることが多くなります。この日は高瀬堰近くの駐車場に車を置いて、高瀬堰右岸から太田川橋まで歩いて戻ってきました。川を渡る冷たい風を受けながらの散策となりました。〔12月19日(火)〕


↓ 高瀬堰の水門。太田川の治水、利水(水資源の供給)、発電放水の調整といった機能を持つ施設です。今日はこの堰の西詰から先ずは上流部に向かって散策のスタートです。

↓ 高瀬堰の水面越しに北側に屹立する白木山塊を望む。

↓ ここは支流の三篠川、根ノ谷川の太田川への合流点です。ここから根ノ谷川を少し遡ったところに可部発電所があり、そこを流れ落ちる水は江ノ川水系の土師ダムからの分水で、水量が安定していないためその水を高瀬堰で受けてから利水に回しているとのことです。

↓  三篠川の合流点から少し太田川を遡って行くと三本の大きな橋が川を渡っているのが見えてきます。可部の街の後背の山々も美しく見えます。

 ↓ 最も手前の橋を電車が渡って行きます。JR西日本可部線の鉄橋の太田川橋梁です。上八木駅と中島駅の間に位置します。

 ↓ 太田川橋梁に近付いて橋を渡る電車を撮ってみました。高松山が大きなシルエットとなって構えています。

 ↓ 太田川橋梁のすぐ上流部にトラス構造の大きな橋が架かってます。国道54号線の太田川橋です。全長323.1メートルの橋で1957年に造られたとのことです。

 ↓ 多くの車が通行する太田川橋は広島市内方向への上り線専用の橋です。手前が安佐南区八木、反対側は安佐北区可部南。

↓ 太田川橋のすぐ上流側には国道54号線の下り専用の新太田川橋が架かっています。こちらはごく一般的な箱桁橋です。

↓ 帰路に八木の街を抜けました。そこで出会ったのが八木用水。約250年前の明和5年(1768年)に完工した農業用水で、全長16㎞あり今も広島市北部の農地を潤しています。可部の街の対岸の太田川から取水しているとのことです。
 


比治山午後の散策

2017-12-19 20:45:03 | 散歩道

 冬至が迫る頃、夕暮の訪れは早い。明るいうちに・・・と思っていても、散策の途中で早々に暗くなってしまうことも多い。この日もそんなことにはならないようにと思いながら午後の比治山公園を歩いた。しかし、いつの間にか西に傾いた陽が周囲の景観を徐々に紅から黄金色に染めるようになっていた。

まだ夕焼けには早い時間、比治山公園の陸軍墓地から望む宮島はやや赤みを帯びた空気に包まれていた。

比治山の常緑の森越しに午後の陽を浴びた基町クレドビルを望む!

まだ残っていてくれた紅葉越しに夕陽を浴びる広島現代美術館の破風を見上げる。

広島現代美術館前のムーアの庭はすっかり葉を落とした樹々のオンパレード。

大正橋西詰の猿猴川河畔の落葉松の植え込みももうすっかり冬景色!


枯れ尾花

2017-12-18 18:39:17 | 散歩道

  今年の師走の風は殊の外冷たい。河原に残る枯れ尾花は寒風の中で一際白く見えるようだ。そんな西日を背負った枯れ尾花の広がる川沿いの散策路を歩いた。

シルエットとなった牛田山を背にして風になびく枯れ尾花。

河原に広がるススキ畑。その穂はもうすっかり枯れ切って冬の訪れを告知しているかのようだ。

 枯れ尾花の群落が広がる!数が揃えば枯れ切った穂でも迫力がある!

 枯れ尾花に隣り合った川面は冬の西日を反射してこちらもキラキラと輝いていた。

 


広島にも雪が舞う

2017-12-17 18:20:07 | 散歩道

 少しは暖かい一日になるのかなと希望的観測をしていたが、広島市内でも雪が舞い、周囲の山も少しばかり冠雪した朝を迎えた。日中も同様で昼下がりに散策をしていると、近くの山が時折吹雪いていた。

太田川左岸のグランドゴルフ場にはゲームを楽しむ人たちの姿があった。後方は雪を被った白木山の山塊。

広島市街地に最も近い武田山は雪雲に一時覆われていた。手前は太田川の流れ。

太田川左岸のグランドでは少年野球の練習の声が響いていた、応援の家族などは焚火で暖をとっていた。

太田川河畔から北方の可部方面を見ると、福王寺山、堂床山などにかなりの冠雪が見られた。

 


太田川夕景

2017-12-16 20:41:30 | 散歩道

 曇りがちだった一日の夕暮れ、幸いなことに西の山の端が夕焼けに彩られた。山陽道沿道の高みに上がって夕暮れの広島市街地北郊を眺めてみた。眼下には太田川が流れる。この町ばかりでなく島嶼部を含む広島の命の川である。暫し夕暮れの川沿いを散策した。

高みに上って夕暮れの太田川の流れ、川内、東野、祇園方面の街並みを眺望した。

逆光の中に建つ修道院の尖塔。太田川を望む矢口の丘の上にある。

太田川の岸辺近くで憩う水鳥たち。間もなく夜の帳が下りる。