三次から江津まで三江線を乗り終えると次の課題は「如何にして広島に帰るか」でした。「青春18きっぷ」で来ていたので、普通列車か快速列車しか乗れないとの制約がありました。山口線を経由しても何とか帰ることが出来ましたが広島着が深夜になるのでここは早く帰るためにも、また夕暮れ時の三江線の姿を見てみるためにも同ルートを引き返すことが最善と判断しました。かくして来た列車に再び、いや三度乗って三次へ、広島へ引き返すこととなりました。〔12月20日(水)〕
↓ 江津駅3番ホームで出発を待つ三江線の2両連結の気動車。石見川本から乗って来た列車が折り返し運転します。
↓ 江津から三次まで三江線全線108.1㎞を完走する列車です。江津発15:15、三次着18:59、所要時間:3時間44分で、表定距離は29.0㎞。
↓ 江津駅を出ると列車は直ぐに江ノ川沿いに出ます。河口部に架かる山陰道の橋梁と山陰線の鉄橋が見送ってくれました。
↓ 列車の先頭部から進行方向を撮ってみました。三江線は従順に江ノ川に沿って三次へと向かいます。
↓ 「乗り鉄」、「撮り鉄」で過ごした一日でしたが、帰路は暫し「呑み鉄」に変身! 酒は三次市の美和桜! 甘口でまろやかな酒でした。
↓ 陽が西に傾いて山々の影が水平に伸びてきました。間もなく日没のようです。
↓ 列車の後部から南西方向を望むと、冬の意外に眩しく輝く太陽が山の端に沈みかけるところでした。
↓ 陽が沈むと西の空には茜色の夕焼けが残りました。
↓ 夕焼けの中に延びる三江線の線路です。旅情を誘います。
↓ 茜色に染まった三江線沿線です、夕暮れに旅する者へのプレゼントでしょうか!?
↓ 夕焼けの中を三江線は走り続けます。石見簗瀬駅付近。
↓ 陽が沈むと三江線の沿線は暗闇の中に沈んでいました。列車行き違いのために16分間停車した口羽駅では列車の光が一際明るく感じられました。
↓ 夜陰に輝く駅!
↓ 3時間44分の三江線の長い列車旅を終えて三次駅3番ホームに到着した列車。向かいの2番ホームには広島行きの列車が待っていてくれました。