修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

与一野の枝垂れ桜を訪ねる

2022-04-14 21:04:08 | 散歩道

 広島市内や周辺のソメイヨシノが散って、広島の桜はもう県北の一本桜のステージとなってきたようです。早速に「与一野の枝垂れ桜」(広島県安芸太田町寺領)が見頃との情報が届きました。標高400メートル余の山間の丘陵地に立つ樹形の整った人気のエドヒガンの一本桜です。〔4月8日(金)〕

↓ 山間の集落の高台のマウンドの上に立つ与一野の枝垂れ桜です。樹形が美しく、その姿が水を張った田圃に映り込む景観が例年素晴らしいのですが、今年は何の異変か前面の田圃にまだ水が張られていませんでした。

↓ 新型コロナ禍もあって今年も集会所での地域の人達の接待行事や写真展示は行われないようですが、桜が見頃を迎えた時点に前面の田圃に水が張られていないことは、私の経験上では初めてのことでした。また従来自由に通行出来ていた上部の区域が今年は立入禁止になっていたのは残念でした。

↓ 美しく咲き揃った天頂部分です。枝垂れ具合も良い出来具合のようです。

↓ 大きく枝垂れ落ちた様はこの樹の魅力のひとつかと思います。

↓ マウンドの下から見上げました。全体に万遍に花弁が付いてなかなかに良い咲きっぷりと観察しました!

↓ 高みから幾段も枝垂れる様はやはりダイナミックです!

↓ 健康そうな太い幹や枝、白く枝垂れる花弁を付けた小枝が舞って春の歓びを表現しているかのようです!

↓ 下の集落から紅の花桃越しに「与一野の枝垂れ桜」が咲く高台を見上げました。春爛漫の景観でした。


散り際の桜も美しき哉~安芸太田町附地の桜並木

2022-04-14 15:46:46 | 散歩道

 暑いくらいの好天の日が続き、よく持ってくれていたソメイヨシノの花も急ぐように散り始めました。芸北へ向かう途次に、安芸太田町坪井の太田川河畔にある附地の桜並木に立ち寄ると、50本ほどの桜は散り始めており、緑の若葉もちらほらと見え始めていました。晴れ渡った山峡で見る散り際の桜は、儚さと散り行く清々しさを併せて感じさせ、美しいこと頻りでした!暫し河岸に立って見入りました。〔4月8日(金)〕

↓ 太田川左岸の山峡の静かな環境の中で今年も見事に咲いた桜並木が時の経過と共に散り始めていました!

↓ 約50本のソメイヨシノが河岸に植えられた地域の人々自慢の桜並木ですが、この日は地元の人達もまたよく見掛けるツーリングの人達の姿もなく、静かな佇まいの中で風に任せて花弁を散らせていました。

↓ 最晩期の花は全般に赤味を帯びており、並木の中には所々葉桜となった部分も見受けられようになっていました!

↓ 散り落ちたまだ新鮮な花弁が樹下に積もり始めていました。

↓ 頭上を見上げると、絶好の好天の空の下でまだまだ美しい桜並木でした!

↓ 樹下に植えられたムスカリ(キジカクシ科ムスカリ属)の花が桜並木によくマッチしていました。

↓ 春の芽生えの季節を迎えた山肌と桜並木の花とが心地良い春の情景を醸していました!

↓ 実は11日前の3月28日(月)にもここ附地の桜並木に立ち寄っており、その時には7~8分咲きのまだ若々しい程の桜でした。

↓ その時の周囲の山肌はまだ春めいた感が薄く、桜の花もまた何となく華やかさが今ひとつといった感じが否めないところでした。