広島市内や周辺のソメイヨシノが散って、広島の桜はもう県北の一本桜のステージとなってきたようです。早速に「与一野の枝垂れ桜」(広島県安芸太田町寺領)が見頃との情報が届きました。標高400メートル余の山間の丘陵地に立つ樹形の整った人気のエドヒガンの一本桜です。〔4月8日(金)〕
↓ 山間の集落の高台のマウンドの上に立つ与一野の枝垂れ桜です。樹形が美しく、その姿が水を張った田圃に映り込む景観が例年素晴らしいのですが、今年は何の異変か前面の田圃にまだ水が張られていませんでした。
↓ 新型コロナ禍もあって今年も集会所での地域の人達の接待行事や写真展示は行われないようですが、桜が見頃を迎えた時点に前面の田圃に水が張られていないことは、私の経験上では初めてのことでした。また従来自由に通行出来ていた上部の区域が今年は立入禁止になっていたのは残念でした。
↓ 美しく咲き揃った天頂部分です。枝垂れ具合も良い出来具合のようです。
↓ 大きく枝垂れ落ちた様はこの樹の魅力のひとつかと思います。
↓ マウンドの下から見上げました。全体に万遍に花弁が付いてなかなかに良い咲きっぷりと観察しました!
↓ 高みから幾段も枝垂れる様はやはりダイナミックです!
↓ 健康そうな太い幹や枝、白く枝垂れる花弁を付けた小枝が舞って春の歓びを表現しているかのようです!
↓ 下の集落から紅の花桃越しに「与一野の枝垂れ桜」が咲く高台を見上げました。春爛漫の景観でした。