今年の広島の桜紀行もファイナルを迎えました。今年もフィナーレは「東城三本桜」のひとつの千鳥別尺のヤマザクラとなりました。4月12日(火)に他の2本の東城の桜を訪ねた時、千鳥別尺はまだ蕾と言われていましたが、すぐその翌日には満開となり、散るのも早い桜なので一日も早く訪ねることが肝要でした。前日に芸北の7か所の桜を回遊したばかりでしたが、是非もなくこの日庄原市東城へと車を走らせました。〔4月18日(月)〕
↓ 県内第一位の巨樹とされるヤマザクラが千鳥別尺の山野を一望出来る丘の上で明日は散り始めかという満開の極にありました。
↓ 白いスモモの花を交えた三重連の花模様も圧巻でした!
↓ 巨樹は根元から身の丈の四分の一程上がったところで枝分かれを始めます。節くれだったその部分が超満開の花の間から迫力満点で覗いていました。
↓ 枝分かれを始めると基幹はなくなり、細めの幹が勝手気ままに分岐を繰り返す感じで上へ上へと伸びていっている様子が厚い花のカーテン越しに観察出来ました!
↓ 背が高く大きな樹の全体が潤沢な花弁で包まれていました!
↓ この太い幹が樹高27メートルの巨体を支えます!
↓ 丘陵の下側から見上げた巨樹の姿です。左右の幅が一段と大きくなって、より巨樹感が漂います!
↓ 千鳥別尺の山野を一望して立つ姿です!
↓ 田圃の畦道を辿って巨樹の裏側を覗く位置に行くと、樹形はまた変化をしてよく締まった丸みを帯びてきました。
↓ さすがにヤマザクラです!杉林の景観ともうまくマッチした感じです!
↓ 千鳥別尺の集落を睥睨する巨樹の根回りです。根周り幹囲6.7メートルと巨大です!
↓ 根元には荒神さんを祀った祠が安置されており、地域の人々の厚い信仰を集めていると聞いています。
↓ この日は時折晴れ間が見える一日でしたが、明日には散り始め、桜吹雪のシャワーもの予測もあってか次々に花見客がやって来ていました。
↓ 徐々に天気は回復傾向でしたが、遠隔の地ゆえ後ろ髪を引かれる想いで帰路に就きました。