修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

円正寺の枝垂れ桜~庄原市高野町

2022-04-20 18:13:47 | 散歩道

 高野町の円正寺と金秀寺の枝垂れ桜は7分咲き程度という情報でした。東城町小奴可の要害桜近くで農家の方と話し込んだこともあってここで午後3時を回っており帰宅しようか高野町まで足を運ぶか迷うところでしたが、高野町は遠隔の地ゆえに、再度出直しすることも困難と考えて敢えて足を延ばすこととしました。円正寺を訪ねてみると、桜の樹は満開まであと一歩といった状態で、花見のお客の姿はなく閑散とした雰囲気が漂っていました。お陰で静かな環境の中で、咲き進む名代の桜を楽しむことが出来ました。〔4月12日(火)〕

↓ 円正寺の門前から左右に広島県指定天然記念物の枝垂れ桜を従えさせた山門を見上げました。どちらも推定樹齢300年ほどの名木とのことです!

↓ 向かって左側の桜は豪快に塀を越えて門前に滝の如く枝垂れることで有名な樹でしたが、このところは樹勢の衰えでかつての勢いはありません。それでも、目いっぱいに枝垂れる様は気品が漂います。

↓ 右側の樹は小さな花弁をたわわに付けて華麗に咲き、境内を明るくすること顕著で人気の高い名木です。この日は気品のある色合いを濃くしつつも満開までまだ暫くの日々を要する状態でした。

↓ 円正寺、金秀寺の二つの寺院の枝垂れ桜が塀を越して枝垂れ相並ぶ、門前の景観です!

↓ 山門右側の名木を境内から眺めました。山門に寄り添うように立っていますが、花の開花状態はまだ寂し気でした。

↓ 本堂西側に樹勢の盛んなノッポの樹があり、この樹の枝が境内に枝垂れる様は既に花の暖簾が如きで見事でした!

↓ 今ではこのノッポの樹が円正寺境内への最大の花の供給源となっていると言えるかと思います。

↓ このノッポの樹は形態的にも良い感じになってきました!

↓ 境内の裏手の高台ではエドヒガンザクラが見事に開花していました。

↓ 円正寺の本堂の大きな屋根を包むように豪勢に咲くエドヒガンの姿を見るのも、この寺院に参拝する楽しみのひとつです!

↓ 本堂裏手の高台の一角から境内の名代の名木越しに高野町新庄の里の佇まいを眺望することが出来ます。名木の咲き具合はやはり7~8分咲きといったところでした。

↓ 円正寺、金秀寺の桜の名木群を一望! 新庄の里に春到来です!!


小奴可の要害桜~庄原市東城町

2022-04-20 10:53:17 | 散歩道

 森湯谷のエドヒガンに続いて直ぐ隣の地区にある小奴可の要害桜を訪ねました。名前の通りに東城町小奴可の古城跡(亀山城)に立っている樹齢500年ほどのエドヒガンザクラで、森湯谷のエドヒガン、千鳥別尺のヤマザクラと共に「東城三本桜」のひとつに数えられています。この日の要害桜はほぼ満開の見頃を迎えていました。〔4月12日(火)〕

↓ 小奴可の集落を見下ろす高台に立つ要害桜。樹高18メートル、目通り幹囲5.7メートルの古木です。

↓ ほぼ満開の天頂部です。背後に聳える猫山(1,195.5m)と共に見るのが大好きです!

↓ 森湯谷のエドヒガンにはもう若葉が交じっていましたが、要害桜にはそれがなく将に今が見頃です!

↓ 寒冷の地ですので、まだ黄水仙も見頃で満開の要害桜を彩ります!

↓ 亀山城址二の丸跡から満開の要害桜と後背の白滝山(1,053m)を見渡しました。

↓ 竹林の緑をバックに白く小さな珠のような花弁が舞っているかのようでした!!

↓ この日の要害桜では小学生の野外活動が行われていました。亀山城二の丸跡に登る小学生の列です!

↓ 二の丸跡のソメイヨシノも満開でした!

↓ 新型コロナ禍中ですが、今年は要害桜の一般公開が再開されて隣の田圃にも水が張られて水鏡に映った要害桜が見られました!

↓ 一段高い段畑の田圃で代掻きがなされていたので、お断りして写真を撮らせて頂きました。

↓ 要害桜を辞しようとする頃に陽光が出て、満開の要害桜が一際白く輝きました。

↓ 樹下の民家付近から見上げた二の丸跡の丘を背にした要害桜です。しっかりとした枝が複雑に四方八方に伸びていることが分かります。

↓ このアングルから天頂部を見上げて、改めてこの樹の持つ力強さを見た気持ちです!