1/25、松本平の東山山麓を走ってみようと、e-Bikeのグレートジャーニー改で出かけた。
アシストを効かせ、普段登ることの無かった坂を登って、標高を上げていく。やがて地表に雪が増えて来る。

ブロックタイヤとは言え、だいぶすり減ったタイヤでこれ以上登るのはちょっと無理っぽい。でも少し標高を下げれば、もう一面の雪が消えてしまう。

東山の中腹に一筋の煙(水蒸気)が登っている建物が見える。ここはeーBikeなので、アシストレベルを上げ急坂を登っていく。難なく到着!


山の中に現れた巨大な貯木場と製材工場。太い木は製材され、細い木や端材は細かく裁断されウッドチップになっていく。
そして、これが1万4千5百kWのバイオマス発電所。左の三角屋根が復水器熱交換器、白い建物がタービン発電機建屋、鉄鋼製のやぐら状の構造物がボイラー、そして右の円錐形の容器がウッドチップ保管庫。真ん中の斜めに傾けられたウッドチップ搬入トラックと比べるとその大きさが解かる。

入口から発電所を見上げると、ボイラー周りに複雑に巡らされた配管と鉄鋼構造物に工場萌えしますね。
よく見ると、ボイラーはストーブのようなストーカー炉ではなく、流動床ボイラーのように見える。

その内、コロナが落ち着いたら工場見学でもさせてもらえればうれしいな。
発電所入口の反対側を眺めると、こんなものが。

江戸時代のシシ土手、獣害から農作物を守る為作られた、東山山麓の万里の長城の復元展示。今も昔も、猪には苦しめられていたんだ。
で、森の中の工場から抜けて、また東山山麓道路に降りてゆく。正面に穂高連峰、槍の穂先、常念岳、、、

と1/25の前半は思わぬところで工場萌えしてしまった。走ったのはこんなコースの前半。

さらに興味深かったのは、イノシシ除け柵の昔の人の苦労と知恵。
厚木の山の中にも電気柵がありますが、動物との共生もなかなか大変ですね。
今日は珍しいものを見させてもらいました。
山に面した集落では農作物の被害が激しく、耕作を放棄する土地が増えています。中央線と国道に囲まれた我が村でも、数百メーター離れた場所では獣害がヒドイです。