逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



今日も300km近く走らなくてはいけない。今回のドライブ旅行のナビゲーションは縮尺大の概略の地図をガーミンで示しておき、詳細の道案内はスマホのグーグルマップで行う方式。スマホはすぐ取り外せるようにゴムバンドとベルクロで固定してある。
グーグルマップには前日調べた今日行きたい場所をSaveしてあるので、簡単にナビしてくれる。


昨日泊まったQuality Innの前庭には、ハイウェイからよく見えるように電車が置いてある。何か展示もしてあるのかと覗くと、何もなし。単なる目印らしい。


昨日間違えた、橋の分岐をニューヨーク方向へ。



今日の一番目の訪問先はブリッジポートという、何の変哲もない工業都市。米国の工場でブリッジポートと言うと、小型の縦型フライスを差す。


30数年前、このマシンのコピー機を中国から買って、米国でレトロフィット、NCを付けて売っている米国の工作機械会社のコンサルタント実習を数人の学生グループでやったことがあった。会社の重役に何回かインタビューし、市場調査を行い、事業計画を立てると言うプロジェクト。今でこそ中国で作るのは当たり前だが、文革が終わってようやく対外開放にむかっていた中国から機械を買ってくるなんて、トンデモない事業計画である。そんな話を実現し、商売にしている米国の会社があることに驚いたものだ。その原型機を作っていたのがブリッジポートマシン。その故郷、もはや痕跡も無いだろうけど、ブリッジポートが近くにあるというので、懐かしさから寄り道してみたもの。
中心街は荒れてはいるものの、ニューヨークに近いので、駅の周りは再開発されている。

 

ただ、かっては優秀な機械工が、まっとうにお金を稼ぎ、中流の生活をしていたと思われる、狭いけれど、小ぎれいだったと思われる住宅街は、半スラム化していた。

 

工場の廃墟や、荒れた事務所を眺めて、次の目的地、ハートフォードに向かう。
ハートフォードでまず見たのはマークトウェインの家。


内部は撮影禁止だったので、ブログには適さないが、非常に興味深いこった作りの家だ。
別館のマークトウェインの記念館の方にはいろんな遺品なども展示されていた。



マークトウェインの家の横にはアンクルトムの小屋を書いたストウ夫人の家がある。



こちらの家の見学はディスカッション方式で、説明者が見学者に色々質問しながら、ストウ夫人と奴隷制廃止運動に関して説明していく方式。
リンカーンが言った、「あぁ、こんな小さなあなたが、南北戦争を始めることになった本をお書きになった方か!」だとか、


マルコムXなどの「白人上流階級のストウになにが解かるんだよ。」、、、、まで、色々な人々の言葉や歴史が展示されている。

確かに、家の内部は、ニューイングランドの上流階級そのもの。


当時のアンクルトムの限界から現在の公民権->ダイバーシティーまでをカバーする展示で、これも心に残るツアーであった。


ニューハンプシャーからマサチューセッツのバークシャー地方に入り、高速道路を外れ、田舎の道を走ってみた。道は狭く、曲がりくねって緊張するが、これも楽しい数時間のドライブの後、今日の宿泊地、リーの町に到着。
5時頃、情報を求めて、タングルウッドまで足を延ばしてみたが、丁度門を閉める所だった。明日は朝から開場すると言うのが唯一得られた情報。

さて、今夜の宿はここ、シャンベリー・イン

 

1885年に建てられたカソリックの学校を改装して、宿にしたもの。
教室を一部屋にして、お風呂はジェットバスの豪華版。百年以上前の建物だが、アレクサが有ったり、TVもネット接続だったり、そして、何より広い。従業員は親切!(ランドリーは無いかと聞くと、たまった洗濯物を宿の洗濯機で洗わせてもらった)今回泊まった宿の中で、一押しだね。



夕飯は豪雨が降ってきたので、通りの向こうのエクアドル料理屋へ。串焼きにしたが、これも量が多くなく美味で当たりだった。


走った距離が長かったので、見学場所は少なかったが、楽しめた一日。

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