昨年に訪れた大和郡山市の西町。
今年も良福寺文殊堂で文殊会式が行われるからと自治会長のTさんから電話で誘ってくださった。
送迎の仕事を終えて急行した文殊堂は菊の文様が描かれた提灯と幕が掲げられている。
堂内には平成4年に奈良県の文化財に指定された木造文殊菩薩騎獅像が安置されている。
13世紀前半、鎌倉時代に製作された像は寄木造り。
快慶の作と伝わる。
大切な文殊菩薩を慕って西町の人たちが営んでいる文殊会は毎年の2月25日。
随分と前には参ったことがあるが、しばらくは来ていなかった。
久しぶりに参ってみたいと話していた送迎の患者さん二人が隣村から歩いてきた。
これぐらいの距離やから送迎は不要だと笑う二人は元気で、いつも車中は賑やかになる。
到着したときにはもう既にお参りを済ませたからと笑顔で話す。
知り合いの村人とも久しぶり。
話題はつきない。
西町は額田部郷の西側にあるから額田部の西の村。
お参りに来ていた送迎の二人は額田部の北方に住む。
額田部はかつて平群郡平端村である。
平端村は額田部村寺方・額田部村南方・額田部村北方・西村・長安寺村・柏木村・八条村・宮堂村の広い地域に亘る。
お堂内に敷かれた賽銭の場。
昨年も拝見した「十二燈」、「宮入料」の袋もいっぱいある。
本尊前に設えた灯明台。
油を浸して灯芯に火を灯す。
いわゆるトーシミである。
文殊菩薩騎獅像に供える御供は大御膳、小御膳。
今年もTさんが供えている。
お椀に盛ったセキハン(赤飯)と土台のダイコンに串で挿したニンジン、ゴボウ、コーヤドーフなど。
盛る量によって大、小がある御膳はいわゆる生御膳である。
それぞれの家が供えたゴクモチもある。
緑、黄、赤の色粉で染めたゴクモチはカラフルで実に美しいモチだ。
コジュウタや丸盆などに納めて祭壇に供える。
弘法大師像の前には巻き簾が両脇に立てられている。
そこにも緑、黄、赤のモチがある。
文殊会は同町の光専寺を兼任される南井町の順教寺(浄土真宗・西本願寺)住職が勤められる。
お経を唱える文殊会の法要はお供えといい、まさしく会式である。
法要はおよそ30分間。
会式を終えれば当屋の人たちがゴクモチを下げて分配する。
参拝者にも配られたゴクモチの美しさに魅了する。
御膳も下げた御供人のT氏は家に持ち帰った。
会所では次年度の当屋にあたる4人が集まってクジを引いていた。
厳正なクジ引きは阿弥陀籤。
この日の会式で読経されたのは阿弥陀経である。
3月のお釈迦さん、7月の地蔵盆、10月の秋のマツリ、2月の文殊会式の4行事にあたる当屋頭を決めるクジ引きである。
4人は西町の年中行事を務める当屋たち。
それぞれの代表者になるわけだが、会計報告を纏めなければならない最終の文殊会式が大役になるという。
そういうわけで当屋が務める期間は2月27日から翌年の2月25日までとなるそうだ。
(H25. 2.25 EOS40D撮影)
今年も良福寺文殊堂で文殊会式が行われるからと自治会長のTさんから電話で誘ってくださった。
送迎の仕事を終えて急行した文殊堂は菊の文様が描かれた提灯と幕が掲げられている。
堂内には平成4年に奈良県の文化財に指定された木造文殊菩薩騎獅像が安置されている。
13世紀前半、鎌倉時代に製作された像は寄木造り。
快慶の作と伝わる。
大切な文殊菩薩を慕って西町の人たちが営んでいる文殊会は毎年の2月25日。
随分と前には参ったことがあるが、しばらくは来ていなかった。
久しぶりに参ってみたいと話していた送迎の患者さん二人が隣村から歩いてきた。
これぐらいの距離やから送迎は不要だと笑う二人は元気で、いつも車中は賑やかになる。
到着したときにはもう既にお参りを済ませたからと笑顔で話す。
知り合いの村人とも久しぶり。
話題はつきない。
西町は額田部郷の西側にあるから額田部の西の村。
お参りに来ていた送迎の二人は額田部の北方に住む。
額田部はかつて平群郡平端村である。
平端村は額田部村寺方・額田部村南方・額田部村北方・西村・長安寺村・柏木村・八条村・宮堂村の広い地域に亘る。
お堂内に敷かれた賽銭の場。
昨年も拝見した「十二燈」、「宮入料」の袋もいっぱいある。
本尊前に設えた灯明台。
油を浸して灯芯に火を灯す。
いわゆるトーシミである。
文殊菩薩騎獅像に供える御供は大御膳、小御膳。
今年もTさんが供えている。
お椀に盛ったセキハン(赤飯)と土台のダイコンに串で挿したニンジン、ゴボウ、コーヤドーフなど。
盛る量によって大、小がある御膳はいわゆる生御膳である。
それぞれの家が供えたゴクモチもある。
緑、黄、赤の色粉で染めたゴクモチはカラフルで実に美しいモチだ。
コジュウタや丸盆などに納めて祭壇に供える。
弘法大師像の前には巻き簾が両脇に立てられている。
そこにも緑、黄、赤のモチがある。
文殊会は同町の光専寺を兼任される南井町の順教寺(浄土真宗・西本願寺)住職が勤められる。
お経を唱える文殊会の法要はお供えといい、まさしく会式である。
法要はおよそ30分間。
会式を終えれば当屋の人たちがゴクモチを下げて分配する。
参拝者にも配られたゴクモチの美しさに魅了する。
御膳も下げた御供人のT氏は家に持ち帰った。
会所では次年度の当屋にあたる4人が集まってクジを引いていた。
厳正なクジ引きは阿弥陀籤。
この日の会式で読経されたのは阿弥陀経である。
3月のお釈迦さん、7月の地蔵盆、10月の秋のマツリ、2月の文殊会式の4行事にあたる当屋頭を決めるクジ引きである。
4人は西町の年中行事を務める当屋たち。
それぞれの代表者になるわけだが、会計報告を纏めなければならない最終の文殊会式が大役になるという。
そういうわけで当屋が務める期間は2月27日から翌年の2月25日までとなるそうだ。
(H25. 2.25 EOS40D撮影)
当件のブログ以外にも同じようなコメントがあり、それには「・・研究会(名前検討中」も書きこまれていました。
「村石太・・・」の名でさまざまなブログに投稿しているらしいことが判ってきました。
ブログジャンルに合わせて、投稿名や研究会の名を替えていることも判明しました。
真摯と受け取れないような投稿コメントはスパムとみなし、今後、投稿された場合は直ちに削除処置をさせていただきます。