ニコンサロンbis大阪で、新世界をテーマに捉えた「時の流れ」写真展が始まった。
モノクロ、カラー写真を上下二段に並べた写真展。
ユニークな取り組みに驚く。
このようなレイアウトは初めて見た。
一枚、一枚を上から下へ。
上、下を対比しながら拝見する。
上段は長岡賞を受賞された石津武史さんのモノクロ作品。
下段のカラー作品は「窓の会」会員の田坂恵子さんがとらえた。
撮影場所は大阪の新世界。
それぞれ30点の作品が横に一列に並ぶ。
見終わって眺めてみれば、遊びもブレもない一本の串をさしているような、或いは遠し矢のようにも思えた一連の写真。
活写した映像はまったく異なるが、いずれの作品もついつい引き寄せられる。
捉えた時期は同じであるが、モノクロは新世界のかつての姿を思い起こす。
まるで今昔物語を醸し出すように時の流れを感じさせる。
一枚、一枚を拝見してワード、語彙を思いつくままに並べてみた。
石津さんの作品は(漂泊)流浪の民が辿りつく定住者、人生、独り、生きる、生きるも死ぬも独り、男たち、街に生きる、生存空間、楽園だ。
田坂さんの作品は集団、団体、家族、通りすがり、ひとときの楽園、青春謳歌、楽園、いっときの空間、通過接点、移動者である。
二人展の作品は対比することなく、相乗効果が合わさって現代風情の新世界の様相を描く。
二人の視点は違っていても作品に共通するのは楽園に流れ者だと思った。
私が題したテーマは「流れモノの楽園」だ。
写真展を見終えて大阪駅に向かう。
毎度通る格安の飲食店。
地下の都会を流れる人の波に思わずシャッターを押してしまった。
(H26. 4. 7 SB932SH撮影)
モノクロ、カラー写真を上下二段に並べた写真展。
ユニークな取り組みに驚く。
このようなレイアウトは初めて見た。
一枚、一枚を上から下へ。
上、下を対比しながら拝見する。
上段は長岡賞を受賞された石津武史さんのモノクロ作品。
下段のカラー作品は「窓の会」会員の田坂恵子さんがとらえた。
撮影場所は大阪の新世界。
それぞれ30点の作品が横に一列に並ぶ。
見終わって眺めてみれば、遊びもブレもない一本の串をさしているような、或いは遠し矢のようにも思えた一連の写真。
活写した映像はまったく異なるが、いずれの作品もついつい引き寄せられる。
捉えた時期は同じであるが、モノクロは新世界のかつての姿を思い起こす。
まるで今昔物語を醸し出すように時の流れを感じさせる。
一枚、一枚を拝見してワード、語彙を思いつくままに並べてみた。
石津さんの作品は(漂泊)流浪の民が辿りつく定住者、人生、独り、生きる、生きるも死ぬも独り、男たち、街に生きる、生存空間、楽園だ。
田坂さんの作品は集団、団体、家族、通りすがり、ひとときの楽園、青春謳歌、楽園、いっときの空間、通過接点、移動者である。
二人展の作品は対比することなく、相乗効果が合わさって現代風情の新世界の様相を描く。
二人の視点は違っていても作品に共通するのは楽園に流れ者だと思った。
私が題したテーマは「流れモノの楽園」だ。
写真展を見終えて大阪駅に向かう。
毎度通る格安の飲食店。
地下の都会を流れる人の波に思わずシャッターを押してしまった。
(H26. 4. 7 SB932SH撮影)