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マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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野遊び⑥in大和民俗公園p1

2009年11月18日 08時26分23秒 | 自然観察会
インフルエンザが猛威をふるっているらしい。

その影響もあって保護者会の参加は二組。

一組は初参加となった秋の自然観察会はスタッフが十名を超えた。

今回はタネや実を観察する。

毛状のものは風に飛んでいくところを見てみよう。

早速、発見したのは少年自然の家に実がなっていたカリンの実。



落ちているものを拾って観察した。

皮のまま匂いを嗅いでみると甘い。

切ってみると、それがうってかわった柿の香りになる。



香りはやはり甘いほうがいい。

カリン酒ならもっといいと呟いたのは私だ。

ベビーカーに子どもさんを連れた家族が参加されているので歩行しやすい大和民俗公園を観察地にした。

紅葉がそろそろ始まった雑木林。

じっくりと下を見れば小さな花が咲いている。

キツネノマゴだ。

小さすぎて焦点が合わしにくい。



その傍らになにやら数本の棒状のキノコを発見。

すわ、冬虫夏草か。



ではなかった。

冬虫夏草なら一本だと先生はいう。

試しに掘ってみたら栄養分となる虫はない。

これはキツネタケだろうということだ。

その横には色鮮やかなキノコが目に入った。



紅茸?でなく、皮がめくれるからニオイベニタケ。

ちなみにこれを、少々摘んで食べてみよう。

最初は味を感じない。

が、しばらくすると辛くなった。



これも決めてだそうだ。

ブルーベリーのような味がするシャシャンボ。

すっぱーいけど、美味しい。



ナツハゼの実。

これもすっぱーい。

けど、甘みもある。

コーヤボーキの花。



まるで箒のようで、この時期に咲いている。

マイマイカブリが見つかった。

ほんまにマイマイを被っている。



カタツムリの柔らかい部分をかみついて消化液をだす。

そして溶けたその軟体部を食べる。

そのようすは殻の中だが、その様子はまさしくマイマイカブリだ。

意外と可憐なツユクサ。



澄み切った青色は淡い色。

子どものころに染めに使ったことを思い出す。

左アベマキ・右クヌギ。違いはお椀の総苞片の反り返り方。



アベマキは内側の総苞片が上方に伸びて外側が反り返る。

クヌギは総苞片が厚く一本ずつ揃っている。

樹林から野鳥の囀りがにぎやかし。

ヤマガラ、イカル、メジロが合唱している。

コジイの実。



果実は丸く、お椀が全体を包み込んでいる。

スダジイは細長いので見分けやすい。

ヒヨドリと思われる巣が落ちていた。



(H21.10.25 Kiss Digtal N撮影)