表情も姿も意志も見ることはできない
しかしセッションはつづくことがある
途切れないセッションが四六時中響いている
聴き手はおのれ以外いない
ことばの先行、絵の先行、どちらでもない
先攻か後攻か、問いはすでに消えている
いつまでつづくのか、どこへたどりつくのかわからない
くりかえし、くりかえし、そのつど起動するエンドレス
破調、諧調、乱調、ひとつひとつが連結する
変換、拡張、転移、反復、回帰、停滞、高揚
すべてはおのれの生の波形を写像するように展開していく
終りのないセッション
そんなセッションがあることを教えてもらった