まなざしだけを変えても、かんたんには変わらない
こども世界が変わるには先に変わるべきものがある、
こどもはもろく、したたで、切ない存在さ
無力で不安な存在さ
ひとりでは生きられない、頼る人間が要る
この絶対的要請のもとで生きている
生きることの中心に不安にある、必死なのさ
生き延びるためにはウソもつく
知ってるふりも知らないふりもする
スキをみてだましもする
みせびらかして自慢もする
こども世界は残酷でもありうる
感染しやすく、籠絡されやすく
天使にも悪魔にもなりうる
従順であることには理由がある
逆らうことにはさらに深い理由が潜んでいるf
心を占領するのはやさしい感情だけではない
やさしい感情が生き延びるには条件がある
そこだけで完結するこども世界はどこにも存在しない
すべては巨大な教室、おとな世界を鏡として
おとな世界が変化してはじめてこども世界が変化する
この原理はうごかすことができないと思うな