蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

散歩

2006年09月19日 11時09分29秒 | 小川耕太郎
昨日の夕方、妻と娘、愛犬のフクを連れて、
家のすぐ側(歩いて3分)にある海岸を散歩しました。


台風がそれたため(被害のあった地域の方々にはお見舞い申し上げます。)
天気も良く、風も涼しくなって、気持ちの良い散歩でした。


娘は興味深そうに波を見たり、
木々の葉が揺れるのを眺めたりしてご機嫌でした。


フクは砂浜を走り回っていましたが、
決して私に近づこうとはしませんでした。
私が時々、フクを抱え上げて海や川に放り投げたりするので
海岸線から離れたところを、私の動きに注意しながら走ります。
なんとか捕まえてやろうとしましたが、ムダでした。


別に動物虐待しているわけではありませんよ。
フクは私に一番なついています。
ちょっと意地悪したいだけなんです。

蜜ロウワックス充填作業

2006年09月15日 12時43分07秒 | 小川耕太郎
今日は久しぶりに蜜ロウワックスの充填作業をしました。


蜜ロウワックスを開発してからずっと、
約2年位前までは今日と同じように玄関に新聞を敷き詰め、
重さを量りながら充填していました。
この充填作業の後、蓋閉め、ラベル張り、箱詰め作業です。


そういえば一番最初のころは、ラベルもA4サイズの用紙に
コピーしたものを縦半分に切って、のりで貼り付けていました。
そのコピーしたラベルの蜜ロウワックスを
新宿のOZONEに持っていって、展示してくれるようにお願いしたり、
渋谷の東急ハンズで取り扱ってもらえないかと
営業に行っていたのですから、今思えば冷や汗ものです。


今では出荷量が増えたため、専門の充填屋さんにお願いして
詰めてもらっていますが、Bタイプのワックスだけは油が多く
輸送途中に漏れることがあるため、現在でも手詰めです。


私どもの原点ともいえる作業ですので、一缶一缶、汚れないよう
異物が入らないよう、ラベルが曲がらないよう丁寧に作業しています。


でも、半日作業をしただけで腰が痛くなって困ります。
いつかはちゃんとした作業場を持って、
充填機も導入してやりたいものです。

整体

2006年09月14日 12時57分22秒 | 小川耕太郎
8年ほど前に膠原病(混合生結合組織病)にかかってから
すごく疲れやすく、睡眠不足になると身体が動かしにくくなります。
寒いとき、雨に濡れたときなどは手足がロウソクのように白くなって
手を握ることさえできなくなってしまいます。
ひどいときにはぶら下がれない、ペットボトルを開けられない
ほどになって、情けない限りです。


そんなときは目白に住む加藤 保さんに電話します。
彼は若いけれどすごく丁寧で、技術を持った整体師です。
現在、整体学校の講師もしています。


以前は京王プラザホテルのサウナにあるマッサージ室に勤務していました。
当時からダンサー、指揮者、スポーツ選手など
加藤さんご指名での整体が多かったそうです。


独立してから、加藤さんに整体してもらう為だけに
専用のマンションを購入し、整体用ベットを置いて
週に2回契約で整体を受けている方までいます。


私はいつも、1時間半ほどやってもらうのですが、
こんな私が、今日はディスコで朝まで踊っていられると
思うほど身体が動くようになります。
そーそー、20の頃はこんな身体だったといつも思います。
それで飲み過ぎて失敗捨てしまうのが玉に瑕ですが・・・。


奥さんもリフレの先生で、ダブルでお願いすると100キロマラソンでも
できそうなくらいになります。


目白の駅から歩いて10分程度の一軒家で仕事をしており、
場合によっては、出張もしてくれます。
ケータイ 080-3097-6539
E-mail seitai-bito@t.vodafone.ne.jp


体調の悪い方、疲れやすい方は、一度かかってみては如何ですか。



離乳食

2006年09月13日 11時04分11秒 | 小川耕太郎
9月3日からの長期出張より無事復帰しました。
東京、埼玉、滋賀、静岡と廻り、少しバテ気味です。


3月11日に生まれた娘が離乳食を食べ始めました。
出張前はスプーンで1杯、2杯程度食べるだけでしたが
帰ってビックリ、今朝は写真のような状態です。


大人用の茶碗に一杯、半分はこぼすのですが、食べてしまいます。
食べ方も、しばらく餌にありつけなかった子ライオンのように
口の周りをベタベタにして食べます。
手づかみあり、茶碗から直接すするあり、何でもありです。


小さいお子さんをお持ちの方へ
皆さんのお子さんも同じですか?教えて下さい。


食も細くなり、肉類が続くとグッタリしてしまうように
なってきた父親でした。



残暑のたこ焼き

2006年09月06日 10時38分48秒 | 藤井大造
大阪へ出張すると必ずたこ焼きをつまむ。つまみながらぶらぶらするのがいい。
この地では至る所に店が並び、ソースやダシ、中の具材で競ってるようだ。
中でもタコがなければたこ焼きではない。
一度でいいから活けのタコを揉んで、湯がきたてのを大きめにぶつ切りにしたものがはいってるたこ焼きが食べたいと探していたが見つからず。
大阪から流れ着いて近くに住んでいるSさんに最近ふと話したところ
「自分で作ればいいねん」とあっさり「道具はあるで」
それではと休みの日にいいタコが揚がったからと伺うと
おおなんとたこ焼きの旗がゆらゆらと
この大阪的なノリが好き
テーブルの中央に使い込んだたこ焼き専用の鉄板。材料もきれいに刻んでいる。
タコも大きくぶつ切り、湯気が立っている。
「さあ、しよか」
(あすへ続く)

月心居(げっしんきょ)

2006年09月01日 15時05分41秒 | 小川耕太郎
3日から6日まで東京出張、帰って9日から11日まで
名古屋、滋賀、静岡出張なので、本日2回目ですが
月心居について書いておきます。

月心居は表参道ヒルズ裏にある精進料理の店です。
月心寺で修行した棚橋俊夫さんが10年ちょっと前に開き、
TV、雑誌等でもよく紹介されています。
顔が渡辺謙を崩したような感じなので、私は渡辺変と呼んでおります。
ホームページはありませんので、ヤフーなどで検索して下さい。


私の親友の紹介で知り合い、よく一緒に飲みに行ったりしていました。
また、その親友の紹介で私の義理の弟、藤井大造は
数年前「月心居」で料理修行していました。
そういったことから「ほんまもん」の際、
棚橋さんは尾鷲まで熊野近辺の料理を調べに来て、尾鷲わっぱも使われました。

ちなみに「ほんまもん」のストーリーは棚橋さんの体験を基にしております。


当時、私が車を運転して熊野本宮の近辺を案内しましたので
蜜ロウワックスも「ほんまもん」で紹介しろと脅しましたが
残念ながら却下されました。


この棚橋さんも職人気質で、ゴマ豆腐は今でもフードプロセッサーなど使わず
すり鉢で擦って丁寧に作られています。
完全予約制で月替わりのコース料理のみですが、
何十種類もの野菜だけで作った本当の精進料理を出してくれます。
(ダシもなにもすべて植物性の物だけ使います。)


小川耕太郎の紹介でと言って予約すると・・・、
別に特典はありませんが、変な話を聞かされることでしょう。


またまたちなみに、お店は吉田桂二さんが設計されました。
お店の造りも面白いですよ。









尾鷲わっぱ

2006年09月01日 10時52分05秒 | 小川耕太郎
少し前まで、私どもではまかない料理を作っていました。
販売している食品の勉強や説明を上手くできるようにするためです。
しかし、子供が生まれ、妻があまり会社に来られなくなってから弁当になりました。
弁当箱は尾鷲わっぱのお重一段分です。(写真)



尾鷲わっぱは100年以上の歴史をもち、現在では「ぬし熊」4代目
世古効史さんがただ一人、作っています。



NHK朝の連続ドラマ「ほんまもん」でダシと味噌を入れたわっぱに
ガスの火でカンカンに焼いた石を入れ、みそ汁を作るシーンがありました。
そこで使われたわっぱは「ぬし熊」のものです。



当時、料理監修をされていた「月心居」の棚橋さんに
尾鷲で山仕事をしている人は、山でたき火をして石を焼き、
わっぱにその石を放り込んでみそ汁を作るという話をしました。
それがあのシーンになったのです。(月心居については後日お知らせします)
NHKの撮影担当の方が「尾鷲わっぱ」の存在感、映りの良さにほれぼれし、
今でも大切に保管されているそうです。



それはそうでしょう。効史くんのわっぱは、他のわっぱとはまったく違うのです。
今でも各地で色々なわっぱが作られていますが、
彼のわっぱは国産の漆しか使っていないのです。
高級な輪島塗でさえ、下塗りは中国産を使い、仕上げ塗りだけ国産を使うと聞いています。
それだけのことですが、カメラを通すとハッキリと違いがわかるのです。



一時期、奥さんから
「中国産の漆を使って安いわっぱも作って」と必死になって説得されましたが
効史くんは頑として受け入れませんでした。
「中国産を使うならわっぱ作りを止める」そういったそうです。



苦しくなると、受け入れてもらいやすい物作りに流されてしまいがちです。
彼は一時期、土方作業のアルバイトまでして、
国産の漆で作るわっぱにこだわり続けています。



今、こういうこだわりの職人さんはどんどん減ってきています。
食品でも、家具でも何でもそうです。なんとか風という似て非なる物が
大きな顔をしているのが現状です。
そしていつの日か、もう二度と手に入らなくなってしまうのでしょうか。



弁当を持って行かれる方は是非、尾鷲わっぱを使ってみて下さい。
真夏の炎天下でも傷まない、ご飯の味もまったく違うお弁当になります。
買って残そう。

どうぞ、よろしく御願いします。