蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

エクステリアという枠でデッキ材を選択する。

2010年05月12日 10時04分38秒 | 木もちeーデッキ(国産ウッドデッキ用材)
エクステリアは建築とトータルプランニングする時代


▲インテリア・デザイン・建築を結ぶ 隔月刊誌CONFORT6月号
ここに小川社の木もちeーデッキが紹介されてました。


自邸をリフォームする際に夫婦で決めたことがひとつ
「この家は、自分たちの家だけという概念で建てるのではなく
今後、小川社の商品をどう魅せていくのかを考え、家を建て、家を使う」という
考えの元にリフォームしました。
丁度、リフォームの時期と
木もちeーデッキ、外壁、蜜ロウワックスのカタログ制作の時期が重なっており
これを機会に「今後、国産材の売り方を考える」キッカケになりました。



しかし正直、「デッキは自分たちで縁台より少し広いものをつくる」
しか考えていませんでした。
社内で、木もちeーデッキのカタログ制作を打ち合わせしたときに
社員から
「こんな機会、あまりないからもっと思い切ったデッキの提案をしたほうが良いのでは」
という意見がでました。
「そういったことなら、自分たちで考えると限界があるので誰かに頼もう」という
流れになり、木もちeーデッキブースを設計してくれた
主人の友人に小川邸のデッキ設計をお願いしました。




▼出来た設計がコレです。

設計誌さんからきたプランニングスケッチに「木もちeーガーデンプロジェクト」と
書かれていました。この言葉の響きが妙に引っかかり
この時から自分自身も
「なんだかわからないけど、これは木もちeーデッキを通じて
 新しい国産材マーケットを開拓する気持ちで取り組もう」
と意志を固めました。





今回のCONFORTでは、デッキ材に対しての切り口が面白かった。

住宅を設計する際、エクステリアの設計を動じ進行されれば、
街の景観と室内デザイン、双方の連続性を意識したプランニングが可能になる。




▲今、求められているエクステリアプラン4例

①オープン外構
エントランスやファザードの面する接道分にフェンスや塀、生け垣を造らない
開放的なプラン


②セミオープン外構
上記より若干プライバシーを重視したところは隠す。パブリックに見せる接道部は
門や生け垣、フェンスは低めにする。

③ハイクローズ外構
接道部の塀の高さが約2m。外部の視線を完全に遮り、防犯性を重視するプラン。
敷地を「コの字」「ロの字」など中庭のあるプランにして、
室内からみた視線の抜け道をつくる場合が多い。


④ミニアムクローズ外構
エントランスやファザードの面する接道部は開放的。
インテリアと繋がるデッキや庭などプライベートゾーンや
駐輪場などは最小限に仕切るプラン。

▲オープン外構向きの商品


▲ミニアム外構とハイクローズ外構向きの商品



▲セミオープン外構向きの門扉やフェンス


▲中間領域の床をインテリアと統一させる、木やタイル

このスペースに木もちeーデッキが紹介されていました。

販売して4年経ち、ようやく木もちeーデッキの反響が実感できるようになりました。




▲木もちeーデッキ 特注品でこんなコトができます。


8年前に主人が「住宅件数だけに頼らない国産材利用の提案」と提案しておりましたが
いよいよそうなってきそうです。

この仕事をはじめいつも思うことがあります。
「知らないことを恥ずかしと思わず、積極的に興味をもち、勉強すること」
ではないかと思います。
文章にすると偉そうですが(笑)
様々な視点から、商品を見つめ直し、再構築し、真の価値観を見いだすことが
大切です。




自邸を「実験台の家としてリフォームする」という身銭を切る思い切った決断でしたが
「木もちeーガーデンプロジェクト」を通し、
学ぶことが多い今日このごろです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿