6年前に築80年の家をリノベーションをした【実験台の家】
自分達の自宅ではあるけど、小川社の商品を実際に使う展示場でもある。
先日、2年ぶりにだす小川社の総合カタログ「山SUN通信17号」の商品ラインアップとカタログの台割が決まりつつある中・・・
小川耕太郎の一言でいつものように・・・どんでん返し
「たった1頁で栗材のデッキや希少価値の高い 国産栃のフローリングがうれるか」
「えーでも栃のフローリングは希少だから、すごーく高いじゃないですか」
「他と同じものやってもしょうがない。ほぼ手に入らない国産栃のフローリングだからこそ、探す人もいる」
確かにそのとおり。小川社の蜜ロウワックスをはじめ、ウッドロングエコ、長勝鋸、岩野市兵衛氏の漉く越前生漉奉書など
小川社の商品は、100人中一人振り向くか振り向かない商品ばかりのラインアップ(^_^;)
「この前まで一枚板テーブルの一番人気はケヤキの板だったけど、今は栃の一枚板が一番人気なんだ」
確かにシルクのような光沢と縮杢の木目は見る人を魅了する。
「だったら、和洋折衷の空間として国産栃のフローリングを提案したらどう??」
事態はパッパッパと決まり、明日から和室の工事がはじめります。
▲丸京建設の親方もすぐに駆けつけてくれました。
最近、古民家のリノベ―ションが増えたため、
根太には、枕木にもつかわれる硬木の栗の根太を使うことに決定。
ここ数年、記録的な大雨が続いているせいか? 土台の材から選択する人が増えています。
(小川社では国産栗の根太材も扱っています。)今回はフローリングの下に隠れてしまう
根太材も記録する予定です。
明日から工事がはじまるので、2週間ほど
工事記録の写真撮り&メモ魔をしながら山SUN通信とH.Pの絵コンテ製作がはじまる。
▲今回は、障子と床の間を活かしつつ和洋折衷にするのが目的です。畳が好きだっただけに名残惜しい
▲先月、木製ブラインド”こかげ”が雑誌にのったこともあり、40から60代に人気のある「和モダン」の空間をご提案していきたいと思います。
障子、床の間、国産栃のフローリング どんな空間になるのだろうか???樹種の選び方によって空間がまったく変わるので
仕事としては楽しみです。(文:小川百合子)
【実験台の家】--国産栃のフローリングでリノベ
【実験台の家】畳みをひっくり返す。根太には国産栗をつかう?
無節や無地上小のヒノキや杉の良さも伝えたい。
国産栃のフローリングで和洋折衷---仏壇を置いても相性よし---
完成!国産栃のフローリングで和モダン
築80年の家をリノベーション【実験台の家】
P.S 本来なら木材に詳しい 小川耕太郎か木材担当者が書いたブログの方が的確だと思いますが、今回はH.Pやカタログ製作に加わっている
私の視点で書かせていただいています。木材や建築に関し、勉強不足のところがあり、間違えもあるかと思いますが、修正をしながら書かせ
てもらいます。微力ではありますが、逆に木材業者様と違う視点を組み入れることにより、様々な広がりがでるように、試行錯誤しながらレ
ポートいたします。今後とも宜しくお願いします_(._.)_(小川百合子)