未熟なカメラマン さてものひとりごと

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瀬戸田の春 耕三寺博物館の桜まつり

2022-04-24 08:41:07 | 桜の名所
訪問日:令和4(2022)年4月4日(月)


耕三寺 山門(京都御所紫宸殿の門を模したもの)

続いて向かったのが耕三寺博物館(こうさんじはくぶつかん)です。平山郁夫美術館の隣り、徒歩数分の距離です。
極彩色の山門を潜ると、入園口。傾斜地に建てられた伽藍の建物は、実に壮観です。桜まつりの期間中、境内は淡いピンクのソメイヨシノや濃いピンクの陽光桜など、絶妙に配置され朱色の建物と相まって一層華やかになります。
撮影の被写体としても申し分ありません。
境内の建物はそれぞれ、日本の有名な寺院を模して作られていて、さながらテーマパークのようですが、その見事な仕上がりのため、多くが、国の登録文化財となっています。
耕三寺は、浄土真宗本願寺派の寺院ですが、檀家はありません。



山門の向こうに桜が見えて期待が高鳴る


右が受付、左が入り口 左に並べられているのは、芍薬や蓮の大鉢


濃い目のピンクは陽光桜 ソメイヨシノの薄いピンクとは絶妙のコンビネーション


境内は傾斜地にあり、下段、中段、上段で構成されている


美しい五重塔を撮影する少女 塔は国宝・室生寺五重塔を模したものですが、随分大きく感じられました。


石段からの眺望


立ち並ぶ堂宇 左が五重塔、右は僧宝蔵(四天王寺金堂を模したもの)


桜に包まれる孝養門


絵になる朱色の和傘


息を飲むほど美しい境内の桜


絵になる桜と五重塔


桜のアップ


孝養門 日光東照宮陽明門を模したもの 完成に10年を要した


境内 堂宇は朱色がベースになっている

(未来心の丘)

境内の桜を堪能した後、未来心の丘まで足を延ばしました。天気が良かったので真っ白い3000トンにも及ぶ白い大理石によって組み立てられた丘は映え、周囲の枝垂れ桜やソメイヨシノ、青い空と瀬戸内海の眺望は、最高でした。
多くのカップルやファミリーが撮影に興じていました。驚くことに車いすにも配慮した施設となっています。



未来心の丘入り口 エレベータも設置されている


大理石が敷き詰められた道 正面の建物はカフェ・クオーレ


テラスでいただくドリンクは最高


2000年10月に、12年をかけて完成。設計・制作は世羅町出身の彫刻家・杭谷一東(くえたにいっとう)氏


白亜の庭園のシンボル 光明の塔


こちらも桜が満開 紅枝垂れとソメイヨシノ


広さは5000㎡


光明の塔から見る絶景 穏やかな瀬戸内海と青い空

(浄土苑と金剛館)


耕三寺正門前の和食のお店「万作」で小休止 頂いたのは、たこ飯定食 

このあと、耕三寺山門前の、和食のお店で小休止したあと、別棟の金剛館を初めて訪ねました
園内にはソメイヨシノや紅枝垂れ桜が満開で、天気もよくて暖かく、散歩に来ていた保育園の園児たちの明るい声に、平和な日本を感じました。
「この子たちの未来が、これからも明るいものでありますように」と、現在の世界情勢を考え、祈る気持ちでした。



浄土苑入り口 金剛館はこの敷地内にある


彩色が施された鳳凰、その向こうに金剛館が見える


金剛館 重要文化財の仏像や書画を初め、茶道具の名品が展示されてる


枝垂れ桜の並木も見事


紅枝垂れ桜のアップ とても優雅


金剛館から見る浄土苑 向こうに見えるのは平山郁夫美術館


ソメイヨシノの桜の枝が頭上を覆う


こちらは、金剛館側

耕三寺は、快慶作の「宝冠阿弥陀如来坐像」を初め、多くの仏像など重要文化財を所持しています。これらの多くが金剛館に展示されています。すべてが、各所から収集されたものですが、その費用も相当なものだったと思います。文化財の保全という意味では意味のあるもので、それらを気軽に拝見できることは実にありがたいことだと思います。

こうして、瀬戸田の春を満喫して、瀬戸田をあとにしました。






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