未熟なカメラマン さてものひとりごと

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千年の時を繋ぐ孤高の一本桜 醍醐桜 その存在感に圧倒される

2022-04-28 20:31:38 | 桜の名所
訪問日:2022年4月7日(木)

数年ぶりに、岡山県真庭市の醍醐桜を撮影したいと思いました。とても有名な一本桜、全国から多くのカメラマンがやってきます。満開の季節では、道路は大渋滞、日中、3~4時間待ちもざらとか。
ということで、当日はいつものように自宅を6時前に出発。一般道を通り現地には7時過ぎに到着しました。
肝心の第一駐車場、一台だけ空いておりタイミングよく停めることができました。

駐車場から少し歩くと、丘の上に堂々とそびえたつ醍醐桜が迎えてくれます。情報では3~4日前に満開になったようです。その周辺に多くのカメラマンの姿が見えますが、対比するように、その巨大さがわかります。



第一駐車場付近から見る醍醐桜 その巨大さに圧倒される


入り口付近のたい焼き 主人は地元の人 


ここが入り口


地神

入口近くの屋台「たい焼き屋」の御主人に聞いてみました。
わたし「この地区では、やはり春木姓が多いですか?」
主人 「ほとんど春木で一軒だけ違うかな」
わたし「桜に向かう途中にあった、お墓、移されたんですね」
主人 「江戸時代のもので、めずらしかったんだけどね」



墓石が並ぶ

どうやら代々墓に集約されたようです。
NHKの番組 新日本風土記のオープニングの最後に登場する、老夫婦が墓石の横を通り、醍醐桜に向かうシーンが思い起こされます。



地元では大桜ともいい、集落の家はこの桜が見えるように建てられ、季節ごとの指針にするとか。
二代目、醍醐桜も随分大きくなりましたが、一代目の風格を得るにはあと500年は必要でしょう。
ちょうどこの時期、ミツマタも満開で、醍醐桜とセットで撮影することができますが、少し逆光気味になるので腕の見せ所です。
桜の種類は、アズマヒガン(エドヒガンの一種)、花弁はソメイヨシノに比べて小さく、その本体と比べるとなんとかわいいことか。



醍醐桜紹介文


ミツマタの黄色い花 同じ時季に花を付ける 


太い幹 根本周囲は9.2mもある


繁茂する枝先 素晴らしい生命力


花弁は、小さい


集落 どの家からも醍醐桜が見えるようになっている 桜の状態を見て農作業の指針とした


遠景 第一駐車場は幟の立つ道路を下ったところにある


周囲は、保護のため木道が整備されている


二代目醍醐桜 スペアとして植栽されたもの


下からの撮影 醍醐桜を代表する景観 新日本名木百選 岡山県天然記念物


右手下からの撮影 個人的にはバランスが取れているこのカットがお気に入り


宇宙桜は、宇宙帰りの醍醐桜の種から育った桜樹


8時前に現地を離れましたが、交通整理の方々が準備にとりかかったようです。駐車料は有料で500円ですが、8時前だとありがたいことに徴収されません。

この日は、天気もよく、ブルーの青空が映えました。元気そうな醍醐桜に出会えパワーをもらった感じです。このエドヒガン樹齢2000年を越えるものもあるとか。醍醐桜も頑張って長生きしてほしいと思いました。


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