未熟なカメラマン さてものひとりごと

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2015年(平成27年)高校女子駅伝有力校を分析する。 岡崎学園高校の巻き

2015-12-01 23:13:13 | 駅伝

京都宝厳院の紅葉 本文とは関係ありません。

今年の都道府県大会でもっともタイムの早かった岡崎学園高校を分析してみたいと思います。
例によって、敬称略、過去の駅伝記事は、カテゴリーから‘駅伝’を選択ください。

昨年の全国大会で6位に終わった豊川高校ですが、今年はリベンジと思っていた矢先、
何と愛知県大会で新鋭、岡崎学園高校に敗れたというニュースに衝撃が走りました。
この岡崎学園高校とは、どのような高校なのでしょうか。簡単なプロフィールをご紹介しましょう。

岡崎学園高校は、愛知県にある私立の高校。創立は1906年(明治39年)です。学科は「普通科」のみで『人間教養コース』(女子生徒のみ)と『特進コース』とに分かれています。各地の中学校から特待生として有望な選手をスカウトし、寮生活を中心に強化をはかっています。2011年からはスポーツ専攻の学生募集(スポーツ進学コース)を開始し、女子のみのバレーボール部、駅伝部とソフトボール部への特待生募集も行っています。

そのデビューは、10月4日、鳥取県倉吉市でおこなわれた第30回くらよし女子駅伝でした。強豪校は国体で主力選手が欠場していたものの、立命館宇治高校、豊川高校を押さえての優勝でした。

次に県大会で豊川高校とのタイム差を区間ごとに見ていきましょう。
岡崎学園高校 豊川高校の順
1区 川口桃佳(2) 18.51  猿見田裕香(2) 18.42 +0.09
2区 光部凪沙(3) 13.20  中森 紗南(2) 13.32 -0.12
3区 夏目蒼衣(2) 09.54  瀧  紋奈(3) 10.04 -0.10
4区 伊藤早紀(3) 09.56  松井 優実(1) 09.54 +0.02
5区 西河原瑞(3) 16.22  森藤  凪(3) 16.56 -0.34
合計タイム岡崎学園高校 1.08.23 豊川高校 1.09.08
結果は45秒の差をつけての圧勝でした。

次に、3000mのランキングを見てみましょう。(上位100位)
26位 川口桃佳(2) 9.20.62
35位 西河原瑞(3) 9.23.89

一方、豊川高校を見てみると、
12位 猿見田裕香(2) 9.14.38
61位 松井優実(1) 9.28.37
81位 中森紗南(2) 9.31.49
96位 瀧 紋奈(3) 9.32.92
豊川高校の猿見田裕香を除いては特に、秀でた選手はいませんが、これが総合力なのでしょうか。
過去、スーパー高校生の鷲見梓沙をはじめ山田日菜野、堀優香、関根花観、加冶屋ななこ、岩出玲亜を擁して頂点を極めた当時の豊川高校の姿は、今はありません。

次に過去の大会の両者の結果をみてみましょう。
平成26年(2014) 
豊川高校 1位 1.08.29 岡崎学園高校 2位 1.10.53 タイム差 2分24秒
平成25年(2013)
豊川高校 1位 1.08.14 岡崎学園高校 2位 1.11.55 タイム差 3分41秒
平成24年(2012)
豊川高校 1位 1.08.24 岡崎学園 3位 1.12.24 タイム差 4分00秒
そのタイム差は年々つまっていたものの、一気に抜き去った感じです。
これも有望な選手をスカウトし、育成してきたその成果がでてきたのでしょうか。

昨年、都道府県予選会でタイム1位だった常磐高校は、全国大会では3位でした。コースも気象条件も違う予選会のタイムは参考にしかなりません。
本番で、岡崎学園高校がどのような走りをするのか、注目したいと思います。



隠れた紅葉の名所 京都府立植物園
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