未熟なカメラマン さてものひとりごと

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飛騨高山王道の観光ルートをゆく その2 上高地(そのまえに、平湯温泉)

2014-09-18 22:28:43 | 温泉

足湯公園の足湯

(前回のつづき) 
平湯温泉に着いたのは、午後6時半頃でした。本日の走行距離625㎞、一日の走行距離としては自己新記録でした。平湯温泉は、奥飛騨温泉郷のいくつかある温泉の中で、一番歴史のある温泉です。その昔、甲斐の武田信玄が飛騨攻めをした際、大将山県昌景は安房峠を超えて進軍、疲れきっていたところ、老いた白猿が導いた湯に浸かり、その体を癒して元気を取り戻したという伝説があるそうです。

現在では、上高地や乗鞍岳への起点のひとつとなっており、そのためのバスターミナルや、大駐車場もあります。それほど大きな旅館やホテルはありませんが、その数は20軒を超えます。
この温泉の一番の魅力は、その豊富な湯量にあります。また奥飛騨温泉郷は、全国の温泉の中でも、露天風呂の数の多さでは一番なのだそうです。
私が予約していたのは、中村館という老舗の旅館で、洋室のツインルームでした。
露天風呂で少しぬるめの湯に浸かり、野趣あふれる小庭を眺めていると、冷たい外気が上半身を撫で、その気持ちよさといったら何ともいえません。

夕食は、飛騨牛をはじめ、ボリューム満点で食べきれない程でしたが、最後にお茶をたのむと、少し出がわるかったので、「すみません!替えてもらえますか!」と急須を持ち、係の仲居さんにお願いしたのです。その際「ひょっとして、でがらしかも?」と言ってしまいました。その声が聞こえたのか、斜め前に座っていた、日本人女性とドイツ人男性?のカップル、男性が「でがらし」という日本語に興味を持ったのか、女性がその意味について説明をする始末。私の言い方が、ストレート過ぎたのか、反省することしきりでした。


平湯温泉街 午前6時過ぎ 山の頂に朝陽が射しています。

翌日の朝、朝風呂に入ったあと、温泉街を散策しました。この朝の散歩が私の大好きな楽しみのひとつなのです。ちょうど旅館の前に大きな足湯がありました。整備された遊歩道もあり、このあとすぐに利用する予定の、あかんだな駐車場も、遊歩道を通っていけるようなので事前の調査も兼ねて行ってみることにしました。駐車場はとても広く、その収容能力830台ですが、すでに9割方が埋まっているようでした。これは早くしないと満車になるかもと少し心配になりました。隣接の案内所で、上高地へのバスの時刻や、切符の自動販売機などを確認して駐車場をあとにしました。

町営あかんだな駐車場の案内所 あかんだなという名前は、アカンダナ山に由来しています。

宿について、今日の準備を整えたあと、朝食会場に向かいました。あれ、指定の場所に他の人が座っている。何と、間違えて私たちの場所で食事をしていたのです。
その方たち「すみません!」と平謝りでしたが、結局、他のツアー客の席で食べることになりました。

このあと、すぐにあかんだな駐車場へ移動し、何とか無事に駐車することができました。登山靴に履き替え、準備を整えてバスの発着場へ移動。バスは30分ごとに出ますが、いっぱいになったら、時間前でも出発するようでした。切符は、取りあえず大正池まで買おうと思いましたが、係の方が、終点までの往復を買われても、料金は変わらないとの助言でそのようにしました。あかんだな駐車場を出発したのは、午前7時50分頃でした。(いよいよ上高地です)



店先に湧きだす温泉 湯量は豊富です。
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