ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

外洋客船から凱旋

2007-04-17 | ルーマニア・わたしの日常
半年間の外洋客船での仕事を終えて、マイダーリンのいとこが帰ってくるというので、彼女のお母さん(65歳)・いとこのイオネルといっしょにブカレスト・オトペニ(新名称ヘンリーコアンダ)空港にお出迎え。



「僕ハ3年以上、イタリアニ行ッテイルノデ、彼女トハ4年振リダヨ。」とお花束を用意しているイオネル。「アラ、私ハ去年ノ秋ニ彼女ヲ見送ッタノヨ。」~そのわたしは再会の瞬間をDVD撮影する係です。
 
大きなトランクとコーチの紙バックを携えて凱旋です。いつも客船の仕事に出る度に、海外ブランドのお洋服やバック、化粧品などを買うのが楽しみな彼女、二十歳(はたち)台の女の子らしいです。私も同じくらいの頃にはブランドショッピング&グルメが大好きでした。



「ヒロコ、貴女ニ見セテアゲルワ。」と、タクシーで家に帰りつくなりお土産のお披露目会。お買い物の楽しみは女性ならではのもの。私も彼女のトランクから何が出てくるか楽しみで思わずのぞき込みます。
 


いちばんのお買い物はソニーの最新ラップトップ。2年半前に買った私のものよりも数百倍進化しています。同じくらいお気に入りはコーチのバック。アルマーニのジーンズ2本。ルーマニアでは存在しないというカルバン・クラインのアンダーウェアー袋いっぱい。そしてアメリカにしか売っていないというUSブランドのTシャツ数枚。ランコムなどの化粧品。

「海ノ上ニ居ルト、潮風デ髪ノ毛ガ痛ムノ。」とコンディショナーも海外ブランドです。家族にお土産のコーヒー風味のアイリッシュ・クリーム(リキュール)を私もお相伴しました。
 
「半年振リノ、ブカレスト、デモココニ居ルト、自分ガトテモstranger(=異邦人)ニ感ジルワ。」
「ソウデショウネ、5ヶ月日本ニ帰ッテイタ私デモ、ブカレストハ、トテモ変化シテイルコトヲ感ジルワ。」
「デモ、ヤッパリ、ルーマニアハルーマニア。外ニ出テ、アメリカ、ナドノ国ヲ見テシマウト、ルーマニアデハ暮ラシタク無ナクナルノ。」
 
ルーマニアは好き、田舎のバカウも良いところ、モルドヴァ音楽(=バカウ一帯の民族音楽)がかかれば身をくゆらす彼女ですが、機会あればルーマニアを離れる決心をしています。
 

thank you for your one click

タクシー営業中?!

2007-04-17 | ルーマニア・ブカレストの日常
日本のタクシーは黒塗りぴかぴかでホコリひとつ付いていなくて光っていますが、ルーマニアのタクシーはちょっとびっくりする車体のものも走っています。ルーマニア情報のプロフェッショナル・go2romaniaさんのサイトでフロントガラスがひび割れしたタクシーの写真を見て、「たしかにこういうの走っているよね、ブカレストには。」と同感していたら、こんなタクシーまで見つけました。



運転手側のドアが完全にへこんでおり、閉まらないのです。そのため中からシートベルトを渡してドアを固定しています。わたしもたまたまタクシーに乗っていて、この車の左側からみつけました。

「アノタクシー、営業中ナンデスカ?」~思わず尋ねました。
「ソウダヨ。ルーマニアノ、タクシー、ダカラネ。」

わたしの乗っていたタクシーの運転手さん、同業者にちょっとあきれながらもさも当たり前、とばかりに首を縦にうなずいています。タクシーの車両の補修などはドライバーさん負担とのこと、しっかり稼いできれいにして走らせて欲しいものです。でもタクシー料金、日本に比べれば気の毒なくらいにお安いです(初乗り50円くらいから)。

左ハンドル・右側通行のこの国では車両の右側ドアからタクシーに乗り込みます。乗り込むときに、運転手の左側のドアがこんなに破壊されていることに気付きにくいかも??

フロントガラスのひび割れを正面から確認し、車の周りを廻ってみてへこんでないか確認してからタクシーに乗ったほうがいいかも?安全運転のドライバーさんのほうが良いに決まっていますから。

 
thank you for your one click





ルーマニア田舎の暮らし

2007-04-17 | ルーマニア・わたしの日常


お姑さんは5人きょうだい。女4人+弟1人。出身地はBACAU、バカウ。モルドヴァ地方の絵に書いたようなルーマニアの田舎だそうです。

牛・鶏たちとの自給自足の暮らし、水は井戸水、電気とガスはあるけれどもシャワーなし。たらいにお湯を沸かしてバス代わりとのこと。トイレは自然の中。社会主義の時代には電気はなく、ろうそくの生活だったそうです。

「子供ノ頃ハ、従兄弟達ガ皆、バカウニ集マリ、大勢デ遊ンダヨ。」とマイダーリン。今でもいとこ同士仲がよいです。その田舎、お姑さんの一番上のお姉さん家族がバカウでの暮らしを続けておられます。
 
お姉さん一家は6人の子宝に恵まれいずれも男の子。マイダーリンの従兄弟たちです。みな30歳前後になり、いまでは1人だけがバカウに残り、二人ブカレストに出てきています。さらに一人はイタリア、二人はドイツで仕事をしています。
 
その中の三男坊、イタリアで大工の仕事をしているイオネルが、イースターの休暇で帰ってきています。バカウでの復活祭、そしてブカレスト滞在、お伴はイタリアでのお給料で買ってきた最新のDVDレコーダーです。毎日、お出かけに持って行っては夜、我が家でDVD上映会。



バカウでの様子も見せてもらいました。のどかな顔をした牛達がいっぱいです。村の人が集まる復活祭のミサもみな知り合い同士、ご近所さんのぬくもりを感じます。屋外のテーブルにクロスをかけていただく自家製ワインは美味しそう~。いつか訪ねてみたいものです。
 

thank you for your one click