ユーロ高で一人勝ち

　2014年のユーロ通貨導入を目指しているルーマニア。先週の中国市場の株価暴落が発端となり少し為替相場はざわついているようですが、いまや1ユーロ＝160円を越え（店頭で日本円からユーロを購入するときのレート）、一人勝ちの感のある通貨です。

　このユーロ通貨の誕生は1999年1月ですが、実際に紙幣・硬貨が流通し始めたのは５年前のこと。たとえばフランスでは、99年1月以降、現金での支払いは旧通貨のフラン、現金を伴わない支払いはフランとユーロのどちらでも可。2002年1月1日～2月16日の間に、フランからユーロの切り替えを完了させ、2002年2月17日からユーロのみの流通となり、フランの使用は出来なくなりました。

　イタリアでもユーロに完全に切り替わったのは2002年3月のことです。この間、01年3月のレートでは１ユーロ＝約113円だったので、ユーロ高続進中です。

　こんなに強くなってきたユーロ通貨、意外なことにフランスやイタリアでの流通開始からわずか5年なんですね。ルーマニアがユーロ導入を果たしたときには、日本円からの為替レートはいくらになっているのでしょう？？

　写真は私のパスポートにはさんで保管してある外貨。上から時計回りに、トルコリラ、イスラエルシュケル、ルーマニアレイ、ユーロです。このうち日本で再両替できるのはユーロのみ。シュケルは二度と行く機会もなさそうな国の紙幣です。その国以外での再両替も難しく、使い古されているのでトイレットペーパーにも適しません。ルーマニアのお金もルー以外では両替が難しいとのこと、コリャ、貯金もできませんね～。


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