ルーマニアでは、はっくしょ~ん、とクシャミをしたとき、周りの人が「Sanatate!」(サナターテ)と言ってくれます。くしゃみは風邪の前兆、お大事にね、と言う意味でしょう、いい言葉です。言ってもらった人は「メルシー」(=ありがとう)と答えます。
ヨーロッパでは古くから、くしゃみは悪霊に取り付かれる隙を与えるとのことで、くしゃみをした人におまじないを唱える習慣があったそうです(文春新書『常識の世界地図』より)。そんなところからも来ているのかもしれません。
お食事をいただくときに「Sanatate」と言うこともあります。しっかり食べて健康に、と言う意味でしょう。お姑さんは十字を胸の前で3回切ってから、食事を始められます。終わりのときにも同じようにされます。わたしは両手を合わせて「いただきます」「ご馳走様でした」、と日本式。
日常、友人と別れ際にも、「Sanatate!」と言うこともあります。次に会うときまでお元気でね、と言う感じです。遠くへ旅立つ人へも、「Sanatate!」と言います。旅行中のご健康をお祈りします、と言う意味です。
わたしの好きなルーマニア語のひとつです。
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