ブカでパラソルは存在しない？？！

日本の夏のお嬢さまの必携品といえばパラソル。お嬢さまに限らず、おばちゃんもおばあちゃまも黒が流行るといえばみんな黒、レースが流行るといえばみなレースのパラソルをさしています。もちろん日本のお嬢ちゃまの私はルーマニアへもパラソル持参、どこへ行くのも愛用しています。

ところが、ここでは「パラソル」というものが無いようで、さしている人をまったく見かけません。時おり、年とった人が男女にかかわらず黒っぽい雨傘を日傘代わりにしているのを、まれ～に見かける程度。　
　　　
今日もお気に入りのパラソルで、トラムを乗り継いでお買い物。出かけるときに近所を歩いていると、小学校ぐらいの女の子が不思議そうに、「ナンデ、アンブレラ、サシテルノ？」と尋ねてくるので、「Soare！（＝太陽）」と片言で答えます。

日中の日差しは半端じゃなく、皮膚にジリジリ来るので、肌が強くなくて日焼け大嫌いな私は、パラソルが手放せません。こんなに強い日差しなのに、何故、ルーマニアの人はそれを遮ろうとしないのかしら、何故かな、なぜかな？？

マイダーリンに尋ねてみました、「日本人ハクレバー（＝賢い）ダカラネ、日傘ヲ差スンダネ。デモ、ルーマニアノ夏ハ短イ、暑イケレドモ、9月ノナカバニハモウ秋ダヨ。」短い夏を謳歌しているのです。お姑さんも「私ハ太陽ガ好キヨ、アンブレラハ必要ナイワ。」と少し日焼けした顔で元気に答えてくれます。

黄色人種ですぐに日焼けして真っ黒になる私は日焼け厳禁、いくら「Very strange（＝トテモ変ワッテイル）in Romania! 」と言われても、やっぱり日傘が手放せません。とはいえ、走るときには日傘を差しているわけではないのですが。・・・走るときには、いつも日本でしていたのと同じように手袋をしています～手の甲の日焼け防止と汗拭きの兼用。

ひと夏手袋を着用していると、腕全体は真っ黒でも、秋口に長袖を切るときに手の甲は色白、ちょっと嬉しいんですよね。これもルーマニアで続けています、でも、これは本当に、「Very strange（＝トテモ変ワッテイル）! 手袋ハ冬ノモノダ!!」とまったく不評。