ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

お騒がせ警察官の話しかけ癖

2009-11-11 | ルーマニア・わたしの日常
マイダーリンは警察官。今の勤務は、ポリス・メトロ。地下鉄勤務の警察官。保安のため地下鉄には警備員も配置されていますが、逮捕したり連行したりできるのは警察官。首からのネックレス引ったくりなど、荒っぽい事件が時々起こります。

仕事は3交代で、朝6時から昼2時、昼2時から夜10時、夜10時から翌朝6時。各駅構内、改札口、また地下鉄車両にはもれなく警備員が配置されていて、警察官がいるのは乗換駅などの大きな駅の警察官詰め所。

なにも事件&事故がおこらなくって、警察官出動なし、っていうのが、いちばんの安心&安全。そうなるとダーリン、暇なので、駅構内で人間ウォッチングしてるみたい。

「今日は韓国からの女子大生に出会ったよ。二人で歩いていたよ。」
「何で、仕事中にそんなこと、わかるのよ?」
「僕、こんにちは、って話しかけたんだ。そうしたら不思議そうな顔をするので、どこから来たのか聞いてみたら、韓国だったよ。」

ダーリン、日本人かな、と思えば、人懐こく話しかけているみたい。「こんにちは!」なんて話しかけるルーマニア警察官は、マイダーリンくらいかなあ。日本に来たこともあるので日本人の顔の特徴を大体つかんで、中国人と日本人の区別はつくようになったみたい。でも韓国人と日本人は区別がつきにくい様子。

そんなダーリン、今月に入ってまた、一人の日本人男性に出会ってきました。

「どこから来たの?」と話しかけたら、「日本」と答えてくれたので、ダーリン、嬉しくなって「僕のハニーは日本人で、僕も日本に行ったことがあるんだよ。」と続けたそうな。

でも、駅構内で制服姿の警察官に「どこから来たんだ?」などと呼び止められたら、誰だってびっくりするでしょう~。日本人と見たら話しかけたくなるのは判るけど、その癖、ちょっとお騒がせ。

この日ダーリンが出会った日本人男性は、ただいまブカレストで個展開催中の若きクリエイター。個展開催先のギャラリーの名刺をダーリンに託してくれました。

「ぜひ、見に行ってあげて。感じの良い男の子だったよ。」~マイダーリンが熱心に勧めてくるのは、ダーリン自身その人が気に入った証拠。放置しておいたら、翌日も「あの個展、見に行った?」としっかり確認してくるので、翌々日に脚を運びました。



初めて見るガラス芸術で感激!作者の大成哲さんも、ギャラリーに居られて、気さくにいろいろ話をしてくださいました。東京藝術大学から、チェコの大学で2年間学び、彼のガラス芸術は特許を取れるほどの技術とのこと。次の日にTV取材がくるというので、サクラでもしよう、と2日連続でギャラリーを訪れることに。



一見以上の価値あり、ぜひ、彼の作品を見てみましょう~大成哲さんのweb-siteはこちらから。



百聞は一見にしかず、ガラス作品の現物は今、ブカレストにあります。ギャラリーは「atelier 35」、ただいま開催中の個展は、おおきなガラス作品2点展示中。

ダーリンが「君はどこから来たんだ?」と話しかけていなかったら、出会えなかった人。こんなに素敵な人を捜し当ててくるなんて、マイダーリンの「日本人と見たら話しかけ癖」も、たいしたものだわ~。

ギャラリー情報:
「atelier 35」Str. Selari, numarul 13, Sector 3, Bucuresti (ウニリ広場北東角入る、旧市街、Curtrea Veche(旧王宮跡=ヴラド・ツェペシュが15世紀に築いた砦の跡)の近く。)
Galerist ; Vlad Ionescu
contact@atelier35.eu
www.atelier35.eu

個展情報:
「TETS OHNARI EXHIBITION – Glass sculpture & space 」
2009年10月27日~12月4日、10時~19時
在ルーマニア日本大使館による「日本―ドナウ交流年」認定事業にもなっています。
こちらにも紹介記事あり。

大成哲さん、プロフィール:
彫刻家。1980年東京生まれ。石、木、ガラスやその他、様々な材質を使い、彫刻や空間演出など、幅広い分野で活躍を続けている。芸術家の家庭に育ち国際的な環境が多かったことから、ものの見方や制作への独自の視点を持つ。そして人がものを創造することはどういうことか、という根源的な問い自体をテーマとした作品を制作している。日本大学芸術学部彫刻コースを卒業後、東京藝術大学大学院美術教育に入学、美術行為や作品による教育的意義について研究し、2008年修了。2005年から2007年はチェコ共和国プラハにある二つのアカデミーで学び、その後ヨーロッパと日本を行き来しながら活動を行っている。世界中で活躍できるアーティストを夢見るとともに、美術を通して日本と海外の文化交流に貢献できることを目指す。
(ご自身のサイトより転載)





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6 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
お互いを認め合うべき! (minorun)
2009-11-12 00:22:35
日本人と韓国系の違い判ります。

男性は特に!井○陽水さんや鈴○一郎さん、金○が付く苗字の人はほぼルーツが韓国だったりします。

卑下したり、差別したりしているのではなく 人と人の交流をしていると良い奴が多いんです。とても!



女性でも美人過ぎる人や歌の上手すぎる人は韓国のルーツを持っている人多いです。

国民栄世賞貰った王貞治さんだって
実はまだ日本国籍が無い「活躍している外国人なのです。

未だに日本はイギリスの金髪美人が殺されると大騒ぎして、フィリピンの出稼ぎ女性がバラバラにされて殺されてもニュースにもならない…まだまだ遅れている島国だなぁ~と痛感します。

人はどんな肌の色、国の出身でも
平等であるはずなのですが・・・

エントリーと違う内容でごめんね!
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glass (本人)
2009-11-12 08:05:05
ありがとう!また来月あいましょう!
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Unknown (アイロンマン)
2009-11-12 10:51:59
ユアダーリン、若い女性に声を掛けるのは知ってるけど、素敵な男性にも!
良い拾い物(失礼!)でしたね!

外国で活躍する日本の芸術家、その作品も大したものです。
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minorunさんへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2009-11-13 03:19:10
>お互いを認め合うべき!
そうですね、本当に。
でも、ルーマニアの中では、根強いロマ人差別があります。
歌や芸事に優れた人種、とされているジプシーたちのことですが、その特殊な生活様式から、どうしてもルーマニア人と区別され、それが差別につながっているようです。

これまた、minorunさんのコメントの意図とは異なるレスでごめんなさい~
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本人さまへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2009-11-13 03:21:24
>本人
って、大成さんらしいですね~
いやいや、紹介記事はこれが序章、もっと盛り上げて書くつもりなのです。
大特集、します!

こちらのブログを訪ねあたってくださって、ありがとうございます。
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アイロンマンさんへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2009-11-13 03:24:05
日本にいると、情報が多すぎて、素人にはなかなかそれを見極めることが難しいです。

でも、ここルーマニアにやってくる日本の芸術は、すべて選りすぐりのものばかり。
特に今年は「日本―ドナウ交流年」として、予算を組んで出来るだけたくさんの日本文化・芸術を紹介しようと言う試み。

おかげで素晴らしいものばかりに出会います。
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