私はまだそんな目にあったことはないけれど、ラン仲間がついこの間、咬まれてしまいました。夜間のランニング中などではなく、夕刻、小学校低学年の子供を迎えに行って、一緒にいつもの道を歩いていたとき。4匹ほどがいきなりやってきて、うち、一匹がガブリと太ももにかぶりついたそうです。そして鮮血が。
「え~、犬に囲まれたときは、どうしたらいいの?」
「落ち着いて、慌てず、平静を保ち、なんでもないふりをしてやり過ごすのよ。こちらが反逆的になると、野良犬たちはよけいに興奮して、さらに攻撃をしてくるかもしれないから。」
犬に囲まれたけれど落ち着いて行動したこのお母さんの作戦で、一緒にいた8歳の女の子にもちょっと噛み付きかけたけれど、皮膚を突き破らず大事に至らず。でも、お母さんのほうは手当てが必要。近所の病院に駆け込んだけれど、そこでは処置されず、『野良犬に咬まれたとき専門の病院』を紹介されたそうです。
『野良犬に咬まれたとき専門の病院』は、ブカレストで1箇所だけ。そこへたどり着いたときには、咬まれてから3時間近く経過。でも、縫うまでには至らず、1週間連続の抗生物質の注射、そして飲み薬の処置。すべて無料。
「ブカレストで毎日、50人の人が咬まれている、といわれているけれど・・・。」
「そういえば、私が行ったときにも5~6人は来ていたわね。」
市内で一箇所だけの『野良犬に咬まれたとき専門の病院』、そこへ飛び込んだとき、5~6人の患者がいるということは、やっぱり「毎日50人の犠牲者」説は、過大風説ではないのかも。「Just in case,」と、彼女にその病院の情報を聞いておきました。あくまでも念のため。そこに駆け込むことなど、無いように。
もしものときの情報:『野良犬に咬まれたとき専門の病院』
Matei Bals Institute – near Colentina Hospital
Str. Dr. Grozovio, nr1,
(地下鉄のStefan Cel MareとOborの中間くらい、とのこと)
電話:021.201.0980 / 4880 / 4881
邦人も犠牲に:
今から約6年前になります、自宅付近で野良ワンコにご飯をあげたりしていた日本人が、いきなりその野良ワンコに咬まれ、咬まれた場所が動脈で急所~出血多量で亡くなる事故がありました。「あれは本当に bad luckとしか言いようがないよ。」と、そのときの事故を新聞やテレビで見聞していたマイダーリン。
犬好きのマイダーリンも、いつも練習に使っているスタジアムで寝そべる野良ワンコを撫でようとして、寝込み中を襲われたと勘違いした野良クンに、ガブリとやられたことがあります。やっぱり1週間、病院に通ったそうです。それでもやっぱり、犬好き。
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