ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

最新型市バスはベンツ製

2007-06-07 | ルーマニア&あちこちで・びっくり


ブカレストにも増えてきました、道路から一段上がるだけで乗り込むことの出来るノンステップバス。



なんとベンツ製です。市営バスRatbは今年、500台のバスを新規購入しています(下の新聞記事)。子供(13歳まで)と年金受給者はバス・トラム無料とあってお年寄りの方も多く利用される市民の足、昨年に比べてずっと増えてきたノンステップバスは大歓迎です。



新型バスは自動アナウンスで次の駅の案内もあり、乗り換えバス路線の案内もあり、車内にもデジタル表示で次の駅名と乗り換え案内があります。市バスはどの駅でも必ず人が乗り降りする市民の足なので、「次の駅で降りる人はこのボタンを押してください。」という作業はありません。



座席は樹脂製、ちょっと硬くて座り心地は良くないです。地下鉄もトラムもすべて座席は樹脂製。それでも新型バスはスムーズに道路をすべるように走るので、何とか座っていることが出来ます。穴ぼこの多い道路や石畳を走るときは、やっぱりガタガタきます。日本の電車やバス車両の金華山布張りのクッションの効いた座席の有り難さがよくわかります。

日本での癖で、乗り物に乗って着席すると、このちょっと座り心地の悪い硬質樹脂製のイスでも揺られてついうとうと眠たくなってしまいます。マイダーリン、「ノー、ノー、“スリ”ニ自分ノ荷物ヲ持ッテイッテクレ、ト、言ッテイルヨウナモノダヨ。車内デハ誰モ寝テイナイヨ。」

そういえば、地下鉄の中には網棚、というものがありません。網棚に荷物を上げてついうとうとしようものなら、きっと荷物はすぐさま無くなるのでしょう。地下鉄でもバスでも確かに誰も寝ていません。ちょっと用心しましょう。

さてその新型バス。日本のバスのような金華山布張りのクッション座席がないのは百歩譲るとして、冷房が無いのです!夏の気温が40℃を超えるブカレスト、新型バスの開けることの出来る窓は小さく、車内はとても暑くなりそうです。



旧式のちょっと古いバスは、ガタガタと動くたびに隙間風がどこからともなく入ってくるのですが(冬は車内暖房がないためとても寒いそうです、上の写真の旧型バス=ハンガリー製で革命後に輸入されたもの、ドアがきちんと閉まっていないし、ドアの密閉性も残念ながらありません。)、新型バスの車内密閉性は高いです。

「セッカクノ、ベンツ製ノバスナノニ、冷房ガ無イナンテ・・」
「市長ハ、市バスニナンカ、乗ラナイカラネ。冷房ヲ付ケルコトナンカ、考エナカッタンダロウネ。」とマイダーリン。う~ん、言われてみればそうかも。ベンツ製のバスには乗りたいけれども冷房が無いのはちょっと・・・。


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