ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

オリンピックデーランINブカレスト

2007-06-06 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
世界共通で行われているオリンピックデーラン、今日はブカレストにやってきました。スポンサー提供のTシャツを着て走ることは日本のデーランと同じ。オリンピアンがゲストで来てくれるのも同じ。世界共通の完走証がもらえます。日本では着順表彰はないのですが、ルーマニアのデーランは男女各3位まで表彰があります。
 


オリンピアンではありませんが、元ルーマニアナショナルチームのアドレアナ・バルブ[BARBU,Adriana]も来ています。05年に破られるまでイスタンブールマラソンの女子記録の保持者、今日は99年の長野マラソンのTシャツを着て登場です。長野マラソンを何度か走っていた、とは仲間からの情報ですが、99年のこのTシャツ、私も持っています。



「私モ同ジ年度ニ、走リマシタ、4時間以上、カカリマシタ。」
「アラ、私ハ2時間36分ダッタワヨ。」
一緒に写真を撮ってもらったときの会話で、ナショナルチームから長野マラソンの招待選手としてのタイムです。私の着ているのは、日本のデーランのTシャツです。バックプリントに日本語で[がんばれ、ニッポン]、と書いてあるお気に入り。

アドレアナは今ジュニアを養成していて、今日もロベルタたちを連れてきています。5月のクロス・ヨーロッパで追いつきそうで追いつけなかったロベルタ、続いて4キロを走るクロス・アロエでは私が途中で彼女を追い越しました。10日前のクロス・ミリタリーでは、ワンツーフィニッシュで一緒に着順確認係に並びましたが私は彼女とは異なるカテゴリーでした。

さてこの平日開催のオリンピックデーラン。ルーマニア陸上競技協会の日程表には異なる都市での開催日は載っていたものの首都での開催日は載っておらず、スポンサーが付いて急遽開催が決まったようです。マイダーリンのところに開催情報が伝わってきたのが先週の土曜日。

にもかかわらず、いつものランニング仲間の多くに出会いました。みんな何とか仕事をやりくりしているようです。教育出版社に勤めているビクターは職場を抜けてきましたが残念ながら2分ほどスタートに間に合わなかったとのこと。ルーマニアの大会にしては珍しく15分前に整列、10時の定刻スタートでした。
 
走る距離は?これは不正確です。主催者からはコースの説明があるだけ。みんな自分のタイムから距離を推測しています。マイダーリン、7分6秒。私、8分26秒。「2.1キロ位カナア?」「ウン、ソレ位ダト私モ思ウ。」、ダーリン、ステファンに続き男子3位、先週の土曜日にはダーリンに先着した22歳のカタリンは4位でした。

表彰式では、咋年のようなデーランのカップは無く、スポンサー提供のTシャツ+キャップ+ビーチタオルが賞品、カップが無いのがダーリン、不満そうでした。賞品をもらえない人のほうがずっと多いのよ、ダーリン。



私は、ブカレスト・アマチュア・ナンバーワンのアリーナに続き女子2位でした。過去2戦、短い距離では追いつけなかったロベルタを最後にかわしました。17歳のミハエラ(クロス・ヨーロッパ優勝)も今日は不調でした。ジュニア達はきっと調子の変化も大きく、体調管理も難しいでしょう。その点、日本でもレース大好き、百戦錬磨で鍛えた私は自分の走りをするだけ。自分の調子の変化は自分で一番良くわかります。

ルーマニアの特効薬が効いて腰痛が軽くなり、日曜日にゆっくりジョグ34キロをしたところ、身体がこの距離に慣れておらず翌日は脚が重たかったです。月曜日は腰痛悪化を恐れてリカバリージョグをしましたが、火曜日には走ることすらままならないほど腰痛がぶり返してしまいました。下りで衝撃が来て階段が下れないほどです。走るつもりで家を出ましたがランは中止、歩けるだけ歩いて、それでもストレッチは出来たのが幸いでした。
 
あなどるなかれ、腰痛。土曜日にもクロスを走っているので、負荷がかかったのでしょう。クロスの戦績を聞いて総監督のタリチャーノ氏がまた、カウンセリング。
「クロスヲ走ッテ、ソノ後、体調ハ?」
「ヤッパリチョット、痛ミガ出テイマス。」
「コノ類ノ痛ミハ長クカカルヨ。ジックリ我慢シテ付キ合ッテ、自分デ自分ヲ守ッテ行カナケレバナラナイ。ソノウチニ、知ラナイウチニ、腰ノ痛ミヲ忘レテシマウヨウニ、ナルマデ。」

治ったわけではなく、薬でうまく痛みを緩和しているだけなのです。けれどもスポーツをする人は、ここで身体を動かすことを中断するのではなく、故障と付き合いながらトレーニングを続け、治していくのが常道です。

特に私のこの腰痛、筋力不足からくるものなのでトレーニングを休止することは治りを遅くするだけです。


 
というわけで、アフターランのビールをテラスでいただいた後も、いつもの公園をゆっくりジョグしてお家に帰りました。今日はかんかん照りの太陽は隠れてしのぎやすい曇り空、風も渡って午後のほろ酔いランは気持ちよかったです。


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