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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



大阪近郊の海岸にウミネコ(全長45cm)の集団を見つけましたので、バードリサーチニュースのウミネコの記事を紹介しましょう。<・・・>が引用部分

<ウミネコは、ロシア南東部から韓国,中国東部にかけての沿岸や離島で繁殖する。日本では,北海道,本州,九州,伊豆諸島などの沿岸や離島で繁殖し,多くの繁殖地が天然記念物に指定されている。鹿児島県甑島が繁殖地の南限とされている>・・・島根県の経島も有名です

 <ウミネコは一夫一妻で繁殖する。多くの場合,つがい関係は経年的に維持される。オスによるつがい外のメスに対する交尾行動も見られるが,メスによって拒否されることが多い>

<ウミネコの尾羽には黒帯がある。この特徴は,日本で見られるカモメ類の成鳥の中ではウミネコのみが持つ。青森県八戸市にある蕪島の足環標識個体の回収記録から,繁殖後の移動経路が推測されている>

<蕪島のウミネコは,繁殖終了後,7月下旬から8月上旬頃に島を離れ,10月までは北海道へ北上する。少数だがロシアのサハリンでもこの時期に回収記録がある>

<11月から3月にかけては,三陸海岸から関東の沿岸,さらに東海地方や九州などへ南下する。また,少数だが1月と2月、さらに南方の沖縄,台湾,およびフィリピンで蕪島の標識鳥が回収されている>

<ウミネコの卵の大きさは、産卵順にともなって小さくなる。この兄弟間の格差(競争)を調節するように,卵黄内にホルモンのひとつ,“テストステロン”が,産卵順に応じて規則的に含まれることが知られている>

<ウミネコの場合,成長率や生残率を増加させる効果のある卵黄内のテストステロン濃度は、一腹内で産卵順の遅い卵ほど高くなる>

<ウミネコのメスは,卵黄内のテストステロンを介して,非同時孵化と卵サイズ差によって生じる兄弟間競争を調節し,一腹全体のヒナの生残率を高めていると予想されている>



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