大阪近郊の森の中、ひっそりと高い枝に止っている野鳥がいました。
眠っているアオバズク(全長29cm)のようです。アオバズクの語源は、青葉(アオバ)の頃にやってくるミミ(ズク)からだそうです。
フクロウの仲間のアオバズクは東南アジア・インドなどで越冬、夏鳥として全国の平地から山林や社寺林に渡来してきます。・・・眼を開きました。
図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば<耳のように見える羽角の無いフクロウで、雌雄はほぼ同色>・・・真下を見ています。
<成鳥の体下面は白地に黒褐色(露出オーバー気味で撮影したので黒褐色が茶色に写っています)の太い縦斑がある>・・・真横を見ていますね。
<丸い頭と黒っぽい顔から頭巾を被っているように見える>・・・もっと瞼を開くと黄色い虹彩が良く判るのですが。
<クチバシは黒く、虹彩と足は黄色。翼の下面には鷹斑模様が明瞭で、飛翔時にはタカ類と混同されやすい>・・・英語名はbroun hawk owl(茶色い鷹のようなフクロウ)
<雌雄の差はあまりないが、オスの方が翼長がやや長く、体下面の縦斑がが太くて濃い傾向にある>・・・番が隣に止れば性別が判るのでしょうが
この林の中で繁殖活動し、7月頃にはひな鳥が姿をみせてくれると思います。