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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



大阪近郊の田んぼに渡来してきたアマサギ(全長51cm)と、アマサギの面白い記事を紹介しましょう。<・・・>が引用部。・・・アマサギの間を飛ぶのはコサギ(61cm)

<世界で最も多いサギであるアマサギは、19世紀から特に20世紀に世界的に分布を広げたことで知られている>

<アフリカのアマサギ亜種 は,19世紀末までに南ヨーロッパと南米に分布を拡げ、米国に1941年、カナダに1952年に到達している>

アマサギがいなかった<オーストラリアで最初に繁殖が確認されたのが1954年、ニューギニアでは1941年、ニュージーランドでは1963年から生息して数を増やしている>

<20世紀にみられた世界的な分布拡大は、大規模に森林が切り開かれて放牧地に変えられたことが大きな要因と思われ、日本ほか、南ヨーロッパや中国南部でも水田が主要な採食地であるが放牧地などでもよく採餌する>

<日本の集団繁殖性サギ類の中ではもっとも遅く繁殖を開始する。本州中部では4月中旬から求愛活動がみられるが、繁殖失敗によるやり直しも含めて、繁殖開始は6月中旬まで続く>

オスメスのペアが<作りかけの巣を空けておくと、周辺のサギ類にたちまち巣材を引き抜かれてしまうので雄が巣材や餌を取りに出かけるときには必ず雌が巣に1羽で残ることになる>

<そうすると,周辺の雄が侵入してきて残された雌と交尾しようとする。雄は,自分のつがい相手が受精可能な造巣期から産卵期には雌を1羽で巣に残さないようにできるだけ採餌に出かけない>

<雌は侵入してきた雄と、自分のつがい相手の力関係を天秤にかけ,優位な雄となら交尾を受け入れる>アマサギのオスは大変ですね。

参考:バードリサーチニュース2006年4月号



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