出雲大社から車で北に約30分、日御碕神社のすぐ西にある「経島(ふみしま)ウミネコ繁殖地(国の天然記念物)」を紹介しましょう。
経島にはかつて日御碕神社の下之宮(祭神は天照大御神)があり、今も年に一度の神事の際に同神社の神職だけが上陸することを許されています。・・・港のウミネコ(全長46cm)
この経島には11~12月にかけて5000羽のウミネコが集まり、4~5月に産卵、7月には島を離れるといいます。・・・経島の鳥居
クチバシ先端の色(赤と黒)は、他のカモメと識別する際のポイントです。
経島の中にある石碑(左に大正十四年一月、右に天然記念物経島うみねこ繁殖地)、今から93年も前からウミネコの名所だったことが判ります。・・・石碑の周辺はウミネコの巣
港の岸壁にもウミネコがいましたので、そっと近づいてみました。・・・飛ぶ直前のウミネコ
ウミネコの尾羽の黒帯は、遠くからウミネコと他の日本産のカモメを識別するポイントです。
ウモネコ尾羽の黒帯は、下からでも良く判ります。・・・翼の羽の重なりが美しい
猛禽類のような鋭さはありませんが、大きく湾曲した上クチバシは獲物を切り裂くために役立つのでしょう。