近所の空き地を通ると、必ず威嚇飛行をしてくるケリ(大阪府レッドリストの準絶滅危惧類)がいます。・・・ということは、その近くにヒナもいるはずです。
そこで、最初にケリを見かけてから3週間ほど経過した朝、ヒナを探しに空き地に行ってきました。・・・草の間に隠れているケリの幼鳥
こちらを見つけたケリの両親は、いつのもようにスクランブル発進してきて、キキッ、キキッ、キキキッ、キキキッ、と煩いこと煩いこと。
それを無視し、ケリ親がいつも飛び立つ場所からやや離れたくさむらを根気よく探してみました。・・・珍しく全身を見せてくれたケリの幼鳥
すると、もう幼鳥と呼ぶほどに成長しているケリが2羽いるではありませんか。
親鳥からの警戒信号(キキキッ、キキキッ、キキキッ、キキキッ)が出ている間、幼鳥は草の中でじっと身を潜めているようです。
草に隠れ、じっとしている幼鳥を探すのはかなり難易度の高い作業ですが、少しでも動けば発見できるので、幼鳥が動き出すまでじっと待つ忍耐力が勝負となります。幼鳥は成鳥と比べると足の長さが短く、目の色が茶色。
キキキッ、キキキッ、キキッ、キキッと鳴く親鳥は、連続飛行がシンドイのか、幼鳥のいる空地に隣接する別の空地に何度も着陸を繰り返し、幼鳥の近くに着地することはありませんでした。・・・成鳥は足が長く、眼はオレンジ色
派手な鳴き声と体色で目立つ親鳥が近くに着陸すると、幼鳥の在り処を天敵に教えることになるからでしょう。この空地には水場がないので幼鳥達の水分補給は大丈夫なのか心配です。・・・これは珍しく草むらから出て全身を見せてくれた幼鳥