エンジンは無事に始動したが、どうしても左シリンダーからの異音が気になる。
組み上げ時にクリアランスを測定しなかった自分もいけないので、もう一度ピストン君達の顔を
見ることにしよう。
と、作業を始めようとしたけど、やはりオイルポンプからのオイル漏れも気になる。
少なくなっていることは確かなんだが、やはりケース内に少し溜まっている。
2日間の放置でこれぢゃなぁ
落ち込んだ気分でオイルポンプ付近を見ていると、デリバリーパイプ内にエアが入っている。
デリバリーパイプにも何かありそうな予感がするぞ？
面倒だけど、デリバリーパイプを外すか！
確認のためにバンジョー部分を指で塞いで息を吹き込んだけど、特にもれてくる様子はなさそう？
確かに2日間も放置しても、ほんのちょっちしか滲まないので、クラックが入っていたとしても小さ
いんだろうなぁ。
そこで！
なんでも105円で売っている量販店でゲットした注射器で、オイルを送り込んでみて・・・
めっけ！
こんなところから滲んでいる・・・
これはわからないはずだよなぁ
と言うことで、手持ちの中古部品に交換した。
いつものことだけど、デリバリーパイプってカバーを付けたままだと、かなり交換が大変なんだよね。
これでやっと、当初の目的である「異音」の原因を探り始められる。
感覚的にはスカートノック？
まさかボーリングしたシリンダーにスタンダードピストンを組んでいるなんてことはないよなぁ
結果として・・・
ピストンはスタンダードだったけど、左ピストンの刻印は「971」、右ピストンの刻印は「99」
実際にクリアランスを測定してみると、こんな感じになった
左側のクリアランスは、0.16？？？
それは異音も出るわなぁ
なんで左右とも同じ「99」を使わなかったんだろうか？
それにしても左側の寸法ってこんなに変わるのか？
とにかくこのまま組み上げるわけにはいかないので、手持ちのピストンのサイズを測ってマッチングの
良いもので組み合わせるか？
スモールエンドベアリングだけど、床に落としただけで・・・
しゃがんで作業していて膝の高さ（40センチ位？）から落としただけで？
床も微妙に柔らかい素材なので、ベアリング自体も痛んでいたんだろうか？
エンジンが完成すれば、公道再デビューなんだけど・・・
