知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

創業の難しさ

2014-12-16 08:17:30 | 経済・財政・金融
人口減少社会に入っていくと
ただ店を開くだけで一定の収入が得られるということは難しくなります。
少なくなっていくパイをどうやって競っていくか、
独特のサービスが必要です。
私の町では、ラーメン屋がよく創業しますけど、有名店の看板しょっても撤退していきます。
最初とりあえず行ってみますけど、結局は何度も足を運ぶほどのものじゃないことが多いです。
私の町は、ある程度自己完結した町です。人の流れが十分にあるわけじゃありません。
だから、最終的に地元でリピーターとなる客数ではペイできないのです。
創業しようとする町の規模、人の流れ、住民層などを勘案して、慎重に判断する必要があります。
まして、店子となると家賃分上乗せして稼がなければなりません。
そうなると、大きな店舗で従業員を雇うような構造は無理があります。
したがって、狭い10坪くらいの店でこじんまりと商売をする。
これが基本ということではないでしょうか。
創業は難しいですね。
昔のようにしばらく修業して、自己資金をためてからのれん分けしてもらう。
できれば不動産を購入するくらいの資金がたまるまで10年くらいの修業が必要じゃないでしょうか。
そういうことは、昭和40年代まであったのです。
ただ、その時代に戻るだけのことです。